同化政策の自己診断
■ 同化政策とは全ての料理に「醤油をかける」と隠喩されます。伝統的な日本企業の競争力を生んだ“擦り合わせ”や地道な改善活動は、同化政策のもとで最大の効力を発揮します。
一般に、同化政策は善でも悪でもありません。なぜなら、政策とは、あるべき姿を実現するために採用される単なる手段に過ぎないからです。ただし、人によって政策の好き嫌いは分かれます。
× 同化政策は全て間違っている(状況依存なのでこの主張は×)
○ 同化政策は嫌いだ(効果的な手段であっても嫌いな人はいる)
ちなみに、ある会社の同化政策が「外国人と日本人と全く同じように思考/行動する」を目標とするなら、この会社のオフショア推進は失敗する可能性があります。
同化政策が目指す理想とは、「日本人の思考/行動を変えなくても、従来と同等かそれ以上に品質のよい成果物がオフショア先から納品される」が正解です。
■ 問いかけ
あなたの組織(日本企業)がどれだけ同化政策に適合するかを自己診断しましょう。以下の設問に答えなさい。
<問1>自社にとってオフショア委託先とは?(SE技能集団/プログラマ/単なるコーダー)
<問2>お客様の都合は制御できないので、「仕様曖昧」を前提に
オフショア開発を進めざるを得ない(Y/N)
<問3>品質検査100%に限る。99%は不合格だ(Y/N)
<問4>どんなに高精度の仕様書を準備してもオフショア先への仕様伝達ミスはなくならない。ならば、電話やチャットを駆使して、密なコミュニケーションを重ねることが最善策である(Y/N)
<問5>自社では優秀なブリッジSEを確保できない。ならば、両国のプロジェクト現場最前線の担当者同士が密なコミュニケーションを重ねることで仕様伝達の精度を高めるべきである(Y/N)
⇒答えの多くがY(先頭の選択肢)なら、あなたの組織では同化政策が相応しいと推測されます。いったい、なぜ?
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