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日本企業で活躍したければ会社に魂を売りなさい

昨夜は、第34回オフショア開発勉強会が開催されました。今月のテーマは「多国籍分散チーム運営の生産性向上」。参加者6名+1名で2時間、さらにビール片手に延長戦1時間を戦い抜きました。

なぜ「戦い」なのか?
その理由は次の通りです。

オフショア開発勉強会の冒頭に、いつものように簡単な問いを投げかけました。アイスブレークの効果を狙った恒例行事です。

Q1 あなたの組織では、同化政策をやるべきですか?(Y/N)
Q2 あなたの意見では、同化政策は善ですか、悪ですか?(善/悪)

すると、6名の参加者の答えは以下のように割れました。

Q1 同化政策をやるべき Y=4名 N=2名

Q2 同化政策は善である=2名 悪である=2名、
  必要悪である(1名)、答えられない(1名)


ちなみに、参加者6名のうち、日本人は3名、中国人も3名。男性4名、女性2名。二カ国とはいえ、なかなか見事な多様性です。このような多様性の中で、静かな戦いが繰り広げられました。特にアルコールが入った最後の1時間は、議論沸騰でした。

同化政策とは、全ての料理に「醤油をかける」と隠喩されます。中華料理が出されても、ベトナム料理・インド料理であっても、味見する前に日本の醤油をかけてしまう行為です。

伝統的な日本企業の競争力を生んだ“擦り合わせ”や地道な改善活動は、同化政策のもとで最大の効力を発揮します。

昨夜は、拙著プロジェクトマネジメント【SE編】で定義した「異文化適応CAAIモデル」の概念図を参照ながら、同化政策と組織モデルの関係を解き明かしました。

<読者アンケート&感想戦より>

・異文化適応CAAIモデル概念図
 同化→擦り合わせ
 融合→ルツボ
 統合→サラダ 
 というアナロジーは判りやすかった

・意識改革は難しいことですが、制度面から強制的に変えて、それから慣れさせていけば風土も自然に改善されるのではないか

・日本人は外国人のことが嫌いですか? 私が熱意を持って一生懸命に書いたメールに対して、わずか1~2行の短い返事しか戻ってきません

・幸地先生は、日本人は社内や取引先の外国人に対して過剰に親切にすると言いました。でも、私には全く実感が湧きません

・オフショア開発を円滑に進めるためには、担当者の相性を考慮すべきです

・日本企業で活躍したければ、会社に魂を売りなさい

・いや、私は会社に魂を売りません

■ 問いかけ

日本人の社会環境を3つに分類します。

ウチ:家族や親しい友人
ソト:会社やご近所など同じ共同体に属する緩い関係
ヨソ:全く面識のない赤の他人


<問1>日本人はヨソの外国人に対して、どのような態度で接するでしょうか?
<問2>日本人はソトの外国人に対して、どのような態度で接するでしょうか?

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