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真っ先に意識変革しようとする危うさ

今週のオフショア大學では、「意識変革」について議論を交わしています。オフショア委託国の現地企業で働く実務経験の浅い23~26歳のプログラマに対して、日本式の「ほうれんそう」を教えようと思ったら、あなたならどうしますか。

ある人は、チームワークの大切さを説き、別の人は「上流から品質を作り込む」大切さを説きます。この議論が始まったきっかけは、次のような問題解決アプローチを何の疑いも持たず受入れてしまう現状に危機感を覚えたからでした。

・問題:若い外国人プログラマは、すぐに勝手に見切り発車する
・原因:事前に「ほうれんそう」しないから
・解決法:チームワークや品質作り込みの意識を高める

今月末に開催される中国オフショア開発実践セミナーでは、拙著プロジェクトマネジメント【SE編】で導入した文化の三層構造モデルを用いて、異文化衝突を解消する課題解決アプローチを詳しく解説します。

 文化構造の第三層を操作 → 第二層を操作 → 第一層を操作

ここで、「文化構造の第X層」とは、オフショア大學の標準テキストプロジェクトマネジメント【SE編】で導入した文化の三層構造モデルを参照しています。

つまり、正しい課題解決アプローチはこういうこと。

Step1 目に見えるプロセス、手順、帳票を整備して、仕組みで対応する・・・文化構造の第三層(外側)を操作

Step2 目に見えない合意形成のプロセス、意思決定に関与する利害関係者の明確化とルール化。さらにルールの背景(context)を共有する・・・文化構造の第二層を操作

Step3 意識を変える、企業文化を刷り込む、第三の新しい組織文化を作り上げる・・・文化構造の最深部を操作

■ 問いかけ

オフショア大學の教えによると、以下の問題解決は間違っています。誤りの原因を指摘して、正しい問題解決の手順を提案しなさい。

・問題:若い外国人プログラマは、すぐに勝手に見切り発車する
・原因:事前に「ほうれんそう」しないから
・解決法:チームワークや品質作り込みの意識を高める

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