若手にとってリーダーとは管理者/責任者/指導者?
先週末、東京某所で中国人若手プログラマ30名弱を相手に異文化コミュニケーション基礎研修を行いました。その試験問題より。
(a)「リーダー」を漢字、もしくは、短い文章で書き直しなさい
代表的な答え:
・管理者
・責任者
・指導者
・指示する人
・上司/上役/課長
・統率者
・全体をまとめる人
(b)「チーム」を漢字、もしくは、短い文章で書き直しなさい
代表的な答え:
・団体
・集団
・集体
・組織
・組
・同じ目的のために集まった人達
・同じ目標を目指して努力する人達
・協力して仕事をする一団的人
(e)「コミュニケーション」を漢字、もしくは、短い文章で書き直しなさい
代表的な答え:
・交流
・意思疎通
・やりとり

言葉の壁があり、かつ、平均年齢26歳の中国人プログラマ集団への問いかけなので、上記のように答えがばらつく状況はやむを得ません。仮に不適当な解答が混ざっていても、落胆する必要は全くありません。
はっきり言って、今回の受講者のレベルは高い方です。なぜなら、彼らは、厳しい採用面接を勝ち抜いて日本企業に採用されて、日本人正社員と一緒に働き、日本人と同じ仕事の成果を求められる職場環境で働くオンサイト技術者だからです。
今回の試験問題は、オフショア開発で言葉や文化の壁を埋める責任は、指示を与える日本人(発注企業)の側にあることを示唆します。オフショア開発を指揮する日本人管理者が、中国人プログラマ集団に対してこう檄を飛ばしました。
「日本ではチームワークが大切です。
周囲とのコミュニケーショを欠かさず、
各自がリーダーシップを発揮して
自発的にチームを支えましょう。
そうすれば、君たちもすぐにリーダーになれます」
とても清く正しく美しい教訓です。ところが、一部の中国人プログラマの頭の中では次のように解釈されます。
・リーダー =管理者
・リーダーシップ=指導者精神
・チーム =団体/会社組織
・コミュニケーション=交流(中国語)
・自発行動 =( )
「日本では団体行動が大切です。
周囲との交流(中国語の意味)を欠かさず、
各自が指導者精神を発揮して、
( )して組織を支えましょう。
そうすれば、君たちもすぐに管理者になれます」
※そもそも、檄を飛ばす日本人管理者も、英単語"team", "leader" の理解が甘いようです。
■ 問いかけ
<問1>
中国人若手プログラマに「リーダー」を別表現で言い換えさせたところ、以下の単語が上位3つでした。
・管理者
・責任者
・指導者
これらを多い順に並べ替えなさい。
第一位( )
第二位( )
第三位( )
<問2>
日本人管理者が発した下記セリフによって引き起こされる問題を予測しなさい
「各自がリーダーシップを発揮して、自発的にチームを支えましょう」
<問3>
・日本人管理者が大好きな「自発行動」は、中国人若手プログラマに正しく伝わりますか?(Y/N)
・日本人管理者が大好きな「自発的に○○せよ」が中国人若手プログラマに正しく伝わる確率は?(0~100)
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