2015年は子育てパパ/心身症/介護者で溢れかえる
昨夜は、オフショア大學主催の教科書出版記念セミナーでした。普段は少数精鋭の研修トレーニングに徹する私ですが、昨夜は久しぶりに「講演」しました。
●演題
不況期にオフショア推進する意義と企業内人材育成の戦略的考察
●内容
・2015年には、日本人のソフトウェア産業従事者が最大で□割減ると推測されます。あなたの会社は、□□□の対策を検討すべきである。
・そろそろ"ゆとり世代"と呼ばれる若い日本人世代が入社します。あくまでも一般論ですが、彼らの価値観では、サービス残業や長時間労働、「空気を読め」のようなモーレツ放任主義、丁稚奉公は無意味です。あなたの会社は、□□□の対策を検討すべきです。
・2015年には、団塊ジュニア世代と呼ばれる40~50歳がソフトウェア業界を牽引する管理職になります。ところが、彼らの過半数は共働きであることから、子育てや両親の介護問題などで時間制約を抱えるようになります。しかも、ソフトウェア開発プロジェクトの工期は短くなる一方であり、その上さらに初対面のメンバーと仕事をする機会が激増します。「飲みニケーション」などで人間関係を作る時間がなくなり、腹を割って話し合うことなく淡々と仕事するようになる可能性があります。しかもITは3K職と揶揄されます。あなたの会社は、□□□の対策を検討すべきです。
<参考>
小室淑恵(2008)、なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術、日本能率協会マネジメントセンター
リクルートHCソリューショングループ (2008)、実践ダイバーシティマネジメント、英知出版
オフショア大學標準テキスト(2009)、オフショアプロジェクトマネジメント、技術評論社
●受講者の声
・報酬マネジメントについて、今まさに悩んでいる部分についてひんとをいただけました。理論は知っていても、実践できていなかったのでテキストを読んで自社に適した仕組みを構築したいと思います。
・新しいテキストには、今回も具体例が沢山ありそうで前回同様に期待しています。いつも有意義な情報をくださり、ありがとうございます。
・基本を抑えていて分かりやすいテキストだと思います。じっくり
読んでみます。
・日本のIT業界は、この不況を機に変わらなければ。
・経験に対しての独自の見解が参考になります。
■ 問いかけ
<問1>“研修トレーニング”と“講演”を比較対照しなさい。
<問2>オフショア推進に関する研修トレーニングの評価指標を検討しなさい。同様に、オフショア推進に関する講演の評価指標を検討しなさい。
<問3>オフショア大學では、2015年までに日本人ソフトウェア産業従事者は激減すると予測しています。その理由を分析しなさい。
<問4>"ゆとり世代"と呼ばれる若い日本人世代が入社してきたら、あなたの会社の組織人事制度やマネジメント評価観は変化しますか。
<問5>2015年、すなわち僅か5~6年後には、団塊ジュニア世代と呼ばれる人々が40~50歳になります。もし、ソフトウェア開発現場に子育てパパ・心身症・要介護の親を抱えるメンバーで溢れるようになったら、あなたの会社は今のままでやっていけますか?
◆今の状態でも十分やっていける
◆持続的改善を怠らなければやっていける
◆劇的な改革を断行すればやっていける
◆我が社は2015年まで生き残れない
◆その他
○結果を見る
○コメントボード(2015年までの行動計画を書き込む)
締切:2009年10月22日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/
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