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高級ブランド品の国際分業製造

オフショア大學の通信講座グローバルソーシングレビューでは、毎月世界で活躍する一流人材へのインタビューを実施しています。2009年10月号では、イタリアのファッション(fashion)業界でコーディネータとして活躍する日本人女性に話を伺いました。

高級ブランド品という極めて高コンテクスト(high-context)な商材を扱いながら、世界規模の分業・調達を実現させるプロの仕事術。私たちオフショア開発業界にとっても大変参考になります。

例えば、デザインの肝であるパターン(型紙)を作成するパタンナーの仕事や、それを元に生地をカッティングする仕事はイタリア国内に残します。

そして、後工程の縫製をアフリカ・チュニジアの工場に任せる、といった国際分業体制が「高級ブランド品」の世界ですら実現されている現実に驚きました。なぜなら、高級ブランド品のデザインといえば、日本の情報システムと同じくらい曖昧な要求仕様と頻繁な仕様変更の連続だからです。

■ 問いかけ

Q.イタリアで対日高級ファッションのコーディネータとして活躍するためには、イタリア語は必要ですか?

A.最近はイタリアでも英語を話せる人が増えてきました。マネジメント層では、英語で全く問題ありません。ただイタリア語を話せると、断然効率が良くなります。イタリアでは個人と個人の付き合いの深さが大きく影響し、動き方が変わってくるのです。サッカーの中田英寿選手が良い例です。

<問いかけ>
サッカー元日本代表の中田英寿がイタリア移籍した際に、所属チームやイタリア社会に溶け込むためにどんな努力をしたでしょうか。費用対効果の大きい順に列挙しなさい。

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