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うちはオフショア開発をやめました

最近こんなセリフをよく耳にします。

「うちはオフショア開発をやめました」

これには二つの意味があります。

(1) 不況で仕事量が減ったので、海外発注をやめた
(2) 中国子会社を設立したので、外部委託をやめて内製化する

数の上では圧倒的に(1)が目立ちます。ただし、今後は(2)を志向する会社が増えるのではないかとオフショア大學は予想しています。

もともと(2)内製化が主流だった組込系ソフトウェア分野と同様に、これからは業務系アプリケーション分野でも同様な流れが加速しそうです。

一口にオフショア開発といっても、実際にはインハウス型とオフショア・アウトソーシング型に大別されます。前者は内製化のことであり、ODC(Offshore Development Center:オーディーシー)と呼ばれます。後者は、一般にオフショアリング(Offshoring)と呼ばれます。

本ブログでは、無意識のうちにこの二つを混同していましたが、これからはインハウス型とオフショア・アウトソーシング型を明示的に区別する機会が増えそうです。

今後は、ハイブリッド型オフショアリング(Hybrid Offshoring)と呼ばれる形態も見逃せません。ハイブリッド型オフショアリングとは、資本比率が50%未満の海外合弁会社を活用するオフショア開発方式です。実は、本誌の造語です。

ハイブリッド型オフショアリングの特徴は、以下の通りです。

a)合弁会社の経営に日本から口出しする
b)合弁会社のプロジェクトに日本から現場介入する
c)日本側の費用負担で合弁会社の人材育成を推進する
d)将来の現地市場開拓を見据えて、合弁相手の営業力を重視する
※ d)が重要。市場開拓がなければ無意味かも

まとめ
オフショア開発には二つの意味があります。
・インハウス型
・オフショア・アウトソーシング型

さらに、二つを掛け合わせた
・ハイブリッド型オフショアリング

も今後注目を浴びるでしょう。今号のタイトルは、単純な人件費の鞘取りを狙う「オフショア・アウトソーシング型」を徐々に減らしたいと考える経営者の本能を表わします。

■ 問いかけ

<問1>インハウス型、オフショア・アウトソーシング型、さらに、二つを掛け合わせたハイブリッド型オフショアリングのメリットとデメリットを「3×2表形式」でまとめなさい。

<問2>インハウス型、オフショア・アウトソーシング型、さらに、二つを掛け合わせたハイブリッド型オフショアリング、あなたはどの形態を好みますか?

インハウス型
オフショア・アウトソーシング型
ハイブリッド型オフショアリング
その他

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締切:2009年10月29日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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