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「オフショア開発における課題と深刻度」日中の認識のずれ

今週開催されたオフショア開発フォーラム2009 in 東京より。

Umtpnakahara

オフショアプロジェクトにおけるUMLの適用
~オフショア開発向けUML適用ガイドラインについて~
講演者:中原 俊政様
バブ日立ソフト株式会社 QA・生産技術部部長
UMLモデリング推進協議会 オフショアソフトウエア開発部会主査

UMTPのオフショアソフトウェア開発部会では、オフショアソフトウェア開発を成功裏に終了させるための現実的なポイントと、その中でモデリング技術をどのように利用すべきかについて研究しています。

2006~2007年 オフショアソフトウェア開発の実態調査のためアンケートを実施

2007年 オフショア開発向けUML適用ガイドラインの作成(V1)

2007年~ ガイドラインのPR活動(モデリングフォーラム他のセミナーで発表)

2008年 オフショア開発向けUML適用ガイドラインの作成(V2)

2009年~ ガイドライン適用事例の収集と事例集の発行

2010年予定 オフショア開発向けUML適用ガイドラインの作成(V3)

UMTPが実施したオフショア発注側に対するアンケートによると、「オフショア開発における課題と深刻度」は以下の通りでした。

<日本企業が感じる深刻度No1>
・オフショア担当者の離職
・保守メンテナンスの派生開発におけるリードタイムの大きさ
・情報共有の困難さ

逆に、「仕様の曖昧さ」「言葉や文化の違いによる誤解」「テスト時の品質劣化」については、オフショア発注側の日本企業は深刻な課題とは感じていないようです。興味深いですね。

講演の途中で、オフショア開発でUMLを活用する際のノウハウを紹介してくれました。その一部抜粋します。

・各工程の作業分担を明確にする。各工程の成果物(UML図、及びUML図以外)を決定する。オフショアでの開発担当領域を明確にしてモデリング範囲/テスト範囲を決める。

・必ずしもUMLである必要はない

・アーキテクチャ・モデルをしっかりと作成し、内容を共有すること。「アーキテクチャ・モデル」とは、ハードウェアやソフトウェアの基本的な構造の設計のこと。

・オフショア側プロジェクト・メンバによるレビューを確実に実施する。

・詳細設計では、クラス図とシーケンス図、オブジェクト図、パッケージ図でレビューを行なう。

※御礼:上記はオフショア開発フォーラム2009に参加された東京都のI様から一部情報をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます(幸地)。

■ 問いかけ

UMTPが実施した「オフショア開発における課題と深刻度」に関するアンケートによると、発注側と受注側との間で最も大きな認識のずれが生じた項目は、次のうちどれでしょうか?

仕様の曖昧さ
情報共有の困難さ
言葉や文化の違いによる誤解
仕様伝達に時間がかかりすぎる

結果を見る
コメントボード

締切:2009年11月28日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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Comments

仕様の曖昧さ
発注側は、詳細な仕様を詰めるコストを削減しなければ、オフショアのメリットが生かせない。

Posted by: 受注側 | November 25, 2009 at 07:47 PM

「仕様の曖昧さ」が多いですね。
UMTPのアンケートでも同じ結果が出ました。
正解した方々、おめでとうございます。

コメントしてくれた受注側さん、あなたのご意見に同意します。なぜ、発注側と受注側の「認識のずれ」が生じたのかを分析すると、今後の改善活動に役立ちそうです。

Posted by: 幸地司 | November 25, 2009 at 07:48 PM

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