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採用選抜期間は4年間、平均在職期間は10年間

先月、開催されたオフショア開発フォーラム2009 in 無錫より。

東誠(上海坦思計算機系統有限公司 副総経理)

演題:政府系合弁IT企業のオフショア事業動向と中国内需への技術展開
講演者:東誠(上海坦思計算機系統有限公司 副総経理)

講演者が所属する会社は、中国国家重点大学の1つ上海華東師範大学が直接経営する華師大軟件企業集団の中核企業です。社長イコール教授、幹部社員イコール大学職員(准教授待遇)という、中国でも一風変わった社風を持つソフトウェア企業です。

上海坦思計算機系統有限公司の特徴は、何といっても人材獲得です。なんと、新人プログラマは、全て上海華東師範大学出身。より正確には、同社の従業員は、ほぼ全員が同社社長を務める教授が主宰する研究室の出身者で固められています。

つまり、採用選抜のための期間は4年間。学生は、技術力もさることながら、会社への忠誠心がないと青田刈りの対象者にはなれません。

会社への忠誠心というよりは、大学への忠誠心、もしくは、教授への忠誠心と言い換えた方が適切かもしれません。この会社の技術者は、みな中国国家重点大学のポストを狙っています。そのため、労働争議などとは全く無縁であり、「給与が安い」と不平をいうものは一切いません。従業員の平均在籍期間は10年です(驚)。

かといって、同社の技術力は決して低くありません。むしろ、大学の研究室と密に連携できるために、先端的な技術分野に普段から接する機会に恵まれています。単純労働と揶揄される対日オフショア開発要員とは対照的です。

このような中国でも特異なソフトウェア企業である上海坦思計算機系統有限公司は、対日オフショア受託事業よりも、むしろ国内向けの営業力に長けています。

無錫シンポジウムでは、蘇州開発区政府および南通市政府と、華師大軟件企業集団の共同工作による中国地域市場への高度情報化技術の移植展開に力を注いでいます。

ちなみに、同社は日本の大手○○○社と深いつながりがあります。

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