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関係調整能力を高める実践的トレーニング

今月のオフショア開発勉強会では、関係調整能力を高めるための基本的態度のトレーニングを体験します。具体的には、現象学のフッサールが提唱したエポケー(Epoche:判断留保)の概念を用い、「『関係』が変わることによって認識や行動が変わること」をロールプレイにて体感します。

以下、講師のサザーランド真理亜(さざーらんど・まりあ) さんから届いたメッセージを紹介します。

実際このトレーニングを行った方々は、「研修後に相手に好感を持つようになった」「もっと話を聞いてもらいたいと感じた」「相手が自分を誠実に受け止めてくれることが嬉しかった」「相手に親近感を感じた」という声をよく耳にします。これが本トレーニングの目標達成の状態です。けれどもこの態度をしっかりと身につけるためには、私生活や現場での実践に加え、定期的なブラッシュアップをお勧めしています。態度といったいわば習慣性のものは、人によって異なりますが、一朝一石で身に付くようなものではありません。そのため、本トレーニングは、実践編と調整編のそれぞれ三段階を設けて、学習内容の定着とスキルアップが図れるように配慮しています。そのなかでも今回、皆さんにトライしていただくのは、実践編基礎レベル第1回目の内容になります。

会場では、2人ひと組のペアを組んでいただき、与えられた役割を担当するロールプレイをします。このトレーニングで使用する言葉や態度には、正確さとなめらかさ(自然体)が求められますので、実際のロールプレイの前に、講師と司会のモデル例を見ていただきます。その後、全員で応答練習をしながら態度や応答の仕方について学びます。実際のロールプレイで取り上げる内容はいたって単純なテーマです。2人ひと組になって話すにあたって、話題のきっかけとなるものを白い用紙に描いてもらいます(絵の上手下手は問いません)。イメージ的には、自身が中心となって設定したテーマにそって話をしていただき、受け手はその話の内容を受け止めるのをひたすら繰り返すので、一見オーソドックスな交流方法に思えますが、先の応答練習で学習した内容を厳守しながら、ある程度のコミュニケーションの質を確保しなければなりません。そのため、自然体で在ることと集中力および忍耐力が、補完的な能力として必要とされますが、今回は一回目ですので、方法と実践を通して楽しんでいただければと思います。

プログラム
今回の内容は、2月以降のPM学会誌と学会大会発表前の非公式な特別公開となります。

1.「異文化」についての心理学的アプローチ(10分)
目標:言葉の定義と異文化研修について以下の3点を概観する

2.オフショア開発のための異文化研修「3+α」(20分)
目標:オフショア開発における異文化接触の成功事例から、以下の3点を概観する

3.関係調整能力を高めるための基本的態度のトレーニング技法(実践編基礎レベル)(45分)
目標:日本人のための異文化研修のうち、トレーニング技法の1つを体感し、慣れ親しむ。

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