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コーチング的な「相手の話を要約」する努力は不要

昨夜は、東京・代々木にて、第36回オフショア開発勉強会が開催されました。受講者11名、講師スタッフ4名、総勢15名による体験型学習で盛り上がりました。

テーマ:異文化接触において関係調整能力を高める実践トレーニング

異文化接触とは、「文化的背景を異にする人々との間でなされる対面的相互作用(face-to-face interaction)」であると定義します。

勉強会の前半は、この研究が生まれた背景や学術的な裏付けをさっと解説。後半は、初対面の外国人と対面コミュニケーションを図る局面を想定したロールプレイを実施しました。

異文化接触において、相手の文化的背景や言語力をよく知らない局面では、できるだけ先入観を持たず100%相手を受け入れる態度を示すのが鉄則です。

ロールプレイでは、主に3つの観点から先入観を持たず異文化相手と接触するエポケーの実践を練習しました。

・言語(Verbal)
・声の調子や大きさ(Vocal)
・態度・見た目(Visual)

言語(Verbal)

・話を広げる開かれた質問(open question)を使う

・心を開いて相手の話を聞いている態度を示すために、ときどきは相手が発した言葉を使って「~ですね」と質問形で確認する。

・コーチング教科書にあるように、ときどき相手の話を要約したり、先回りして「あなたの言いたいことは~ですね」とあたかも考えを共有しているような雰囲気を醸し出す必要はない

・聞き手の判断や誘導となるような語彙を含めない

 ×「つまり、品質管理の見直しが必要ですよね」
 ×「あなたは、品質が“最も”大事だと思っているのですね」
 ◎「あなたは、品質が大事だと思っているのですね」

■ 問いかけ ■

あなたは、初対面の相手に対してエポケーを実践しています。(例:発注先中国人PMとの初回面談)

<問1>あなたは、エポケー実習で教わった通りに、相手の主張を確認する意味で「~ですね」と合いの手を入れました。ところが、立て続けに「いいえ」と否定されてしまいました。このままだと、初対面の相手と良好な関係が築けないようが気がします。どうすれば、いいでしょうか。

<問2>エポケー実習では、あえてコーチング的な相手の話を要約したり、先回りして「あなたの言いたいことは~ですね」とあたかも考えを共有しているような雰囲気を醸し出す必要はありません。その理由を答えなさい。

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