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コーディングの生産性と品質はトレードオフ(trade-off)

日本企業の発注担当者に憤りを感じる中国人マネージャーの発言を読んで、後の設問に答えなさい。

プロジェクト計画時に中日双方の話し合いによって、プロジェクトの目標値を合意しました。バグ密度や単位時間あたりのコーディング出来高などです。

ところが、蓋を開けてみると、プロジェクト途中から最後まで、日本都合による仕様変更が相次ぎました。にもかかわらず、納期は変わらず、仕事量も減らされません。

我々はコーディングの生産性を高めて対応するしかありません。いくら人材豊富な中国とはいえ、プロジェクト途中からプログラマを追加投入しても、生産性が下がるばかりで納期短縮には役立ちません。

ですから我々は、既存メンバーが残業することで、日本都合の仕様変更に対応しました。それなのに、日本人は、プロジェクト終了後に「中国は品質が悪い」とイチャモンをつけました。

中国はプロジェクト計画で立てたバグ密度を達成できませんでしたが、予定より多くの仕事量をこなして、かつ、予定通り納期に間に合わせました。納期遅延という最悪な状態を避けられたことで、日本側の面子も守れたはずです。

このような中国側の努力を無視して、一方的に我々を非難するなんて、日本人は不公平です。

■ 問いかけ ■

<問1>あなたは、この意見に同意しますか?
<問2>この中国人マネージャの更なる成長を願ったとき、あなたならどのような助言を与えますか。

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Comments

[Q] ソフトウェア生産性が高い=単位時間あたりに書くソースコード量が多い=バグ発生率が高い。よって、生産性と品質は反比例する。この展開は正しいか?

Posted by: 幸地司 | April 08, 2010 at 04:58 PM

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