贈与品にレシートを添付する感性
私が主宰するオフショア大學の異文化コミュニケーション講座に大きな影響を与えたお友達から聞いた小話より。
中国のとある学校で生徒達が先生への「感謝の気持ち」として、日本旅行をプレゼントしたらしい。ここまで聞くと、先生に日本旅行を贈るとは凄い!と思う。だが、凄いと思うだけで、何の参考にもならない。ここからが面白い。
旅行券と一緒に支払い明細が記録された「レシート」が添付されていたそうだ。日本人ならこういうことはしないだろうが、中国では添付しておいた方がいい。
日本では絶対にありえない話だ。この感覚がわからないと中国人とは親しくなれない。
(日本在住/東方紅さん)
知識として上記感覚は理解できますが、私がその真髄を理解するには時間がかかりそうです。この小話とは別の観点となりますが、私が中国式「品質管理プロセス」として面白いと感じた事例を1つ紹介します。
中国の庶民的なレストランでコーラを頼むと、わざわざ客の前でプシュっとフタを開けます。そして、店員が親切にグラスに飲み物を注いでくれます。 中国の庶民的なレストランでミネラルウォーターを注文したときにも、同様にわざわざ客の目の前でペットボトルを開封して、親切にグラスに水を注ぎます。
当初、私は何でこんなに非効率的で、しかも、ありがたみの無い作法なのだろうと訝しがりました。でも今は、このような中国式品質管理プロセスの心が理解できます。
■ 問いかけ
2つの小話から推測される日本と中国の品質意識の違いを短く要約しなさい。
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