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我が社は成果主義です、という嘘

オフショア大學オンライン授業の講義ネタより。

<問題>
中国支社で中国人ブリッジSE候補を採用して、半年間ほど日本で研修させました。研修後、当該ブリッジSE候補生はこう言って日本人上司を驚かせました。

「私は日本研修によって知識を身につけました。
 日本語能力も向上しました。
 ですから、私の給料をアップしてください」

当該ブリッジSE候補と日本人上司とでは、なぜ意識にずれが生じたのでしょうか。

<受講生1の答え>
ブリッジSEと日本人上司との間で、人事評価の基準についての考えが異なっているから。つまり、ブリッジSEが知識や能力といった「職能」の基準をもって評価を要求しているのに対し、日本人上司は、「職能」だけでなく、「職務」「業績」の基準も重視しているため。

<受講生2の答え>
中国人ブリッジSE候補生の考え方は職能=給与・・・。日本人上司は、職能UPにより職務実績が向上し業績UPへとつながる・・・。

オフショア大學で学ぶと、専門用語としての「職能」「成果」「結果」の違いを理解できるようになります。

すると、「我が社は成果主義です」と胸をはる中国オフショア企業のほとんどが「成果主義」ではなく「結果主義」であることに気が付きます。つまり、こんな感じです。

「我が社は成果主義によって給与が決まります」
 ... よく話を聞くと「成果」ではなく「結果」のみで判断

「優秀な技術者がいれば、いくらでも給与を支払います」
 ... よく話を聞くと、「職能」があれば自動的に「成果」が出せるという甘い前提が見え隠れ

■ 問いかけ ■

念のため、確認クイズです。

(a) オフショア開発における業績、成果、結果の違いを述べなさい。
(b) 成果主義を標榜するオフショア企業において、給与=業績 は正しいですか?(Y/N)

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