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中国語の内部議論が白熱したら話題が本筋からそれた

オフショア大學受講生による事例発表より

中国W社に委託したオフショア開発プロジェクトでの仕様説明会、日本から一通り仕様説明した後に質疑応答に入りました。この仕様説明会では、通訳を活用します。

はじめに、ある中国人参加者が中国語で質問しました。すると、すぐさま他の中国人参加者が便乗質問しました。さらに、別の中国人参加者が突然何かを思い出したらしく、全く異なる観点から発言を重ねました。それがきっかけとなり、仲間内で中国語による激しい議論が始まりました。

その間、日本側の会議出席者は、中国語による議論が収まるまでじっと待っていました。結局、中国語による議論は当初の質問とは無関係の方向に進んでしまいました。通訳も困り顔です。どの発言がどの質問に対応するのか、どの順番で通訳すればいいのか・・・。

オフショア大學受講生による原因分析より

オフショア大學受講生は、日本人と中国人の意見の伝え方に対する考え方の違いが問題発生の原因だと分析しました。

・中国人は自分の意見を主張することが大切と考えるため、説明会で当初の質問点と離れても、自分の考えをすぐに相手、周りの人に伝えないと気がすまないから。一方、日本人は全体の進行のために自分の意見を抑える事も多い。

・一部の中国側参加者が日本のビジネス習慣(会議中は同時に会話をしない、本筋とは関係の薄い話をしない)を十分に理解していないから

■ 問いかけ ■

オフショア大學受講生は、以下の解決策を提示しました。

(a)会議にファシリテーターを置く
(b)会議では一人ずつ発言させる
(c)中国語で喧嘩腰の議論になったら、日本側の判断で会話をとめる
(d)会議に関係が薄い話題については次回持ち越しとする

ここで問いかけです。

<問1>
仕様説明会のファシリテーターに相応しい人物像を定義しなさい。

<問2>
中国語を全く理解できない日本人が「中国語での喧嘩腰の議論」を仲裁するためには、どのような点に注意すべきでしょうか。

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