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リーダーの年齢差は少なくとも5歳以上

「リーダー」という言葉は誤解を招きやすいので要注意です。

最近の中国オフショア開発組織では、早い者だと実務経験3年もあればリーダー候補生と認識されます。時には、入社三年目の25歳であっても、技術的に優れていれば「リーダー」という肩書きが与えられます。

25歳の中国人リーダーが、日本文化が支配的な対日オフショア開発プロジェクトで活躍する姿を思い浮かべてみてください。顔は幼いのに、数名の部下を率います。当然のように年上の部下がいるでしょう。

私見ですが、日本で同じ役割を持つリーダーと言えば、10年選手を思い浮かべます。日中リーダーの年齢差は5~10歳。

ですから、一口に「リーダー」といっても、日本と中国では自ずと役割や責任範囲が異なります。

技術力より管理力やコミュニケーションが優先される日本向けオフショア開発では、このような年齢差は無視できないほど仕事に影響します。

日本人が気軽に「この件はリーダーにお任せします」と言っても、相手先では必ずしも日本的文脈でのリーダーシップが発揮されるとは限りません。

例えば、情報横展開や根回しを含む上位者へのエスカレーションなどは、技術力をかわれてリーダーに昇格した25歳の若手中国人SEにとっては荷が重すぎるかもしれません。

このような現象は「課長」や「部長」という役職の日中比較でも同様に観察されます。

■ 問いかけ

<問1>
あなたのオフショア開発プロジェクトでは、「リーダー」という言葉は日中それぞれで厳密に定義されていますか?(Y/N)

<問2>
あなたのオフショア開発プロジェクトでは、「リーダー」という言葉は日中で同じ意味として使われていますか?(Y/N)

<問3>
日本人リーダー(業務歴12年、35歳)のもとに、中国オフショア委託先の新任リーダーが挨拶にきました。彼は、2ヶ月前に転職してきた中途採用者で、業務歴3年の25歳の男性です。技術力をかわれて、オフショア開発プロジェクトでリーダーを務めることになりました。ただし、日本語は苦手です。チーム形成の観点から、リーダー同士の初回面談を成功させる方策を検討しなさい。

第42回オフショア開発勉強会/東京・代々木(11/30)では、経験の浅い若手中国人リーダーが日本的商慣習に馴染むためにどうすればよいかを、モチベーションの観点から考えます。

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