キリスト教徒に「お客様は神様」を説明する技法
私は、3月27日からフィリピン・セブ島に滞在しています。こちらでは、オフショア大學教育コンテンツの英語化を進めています。資料の英語化だけではなく、オフショア大學講師の英語力向上もセブ島出張の大事な目的の一つです。
フィリピン国民の約9割はキリスト教徒です。よって、宗教は人々の生活の中に深く溶け込んでいます。
例えば、今週はキリスト教の重要な記念日があり、木曜日からなんと4連休となります。街は賑やかというよりも厳かな雰囲気が漂います。季節は真夏。
オフショア大學では、来月フィリピン人SE対象講座を実施します。現在セブ島では、現地のフィリピン人英語教師の協力を得ながら、異文化マネジメント講座の改良に取り組んでいます。
そこで1つ面白い挑戦課題にぶつかりました。
それは「お客様は神様」という日本的商習慣をどう英訳すればよいか。そして、フィリピン人SEにどう背景説明すべきかです。
多少なりともキリスト教(一神教)の知識がある人ならピンとくるでしょう。日本人にとっての「神様」と、フィリピン人にとっての「神様」のイメージがまるで違うことを。
※キリスト教やユダヤ教(一神教)の絶対神の真髄を知りたい人は、旧約聖書のヨブ記をご覧ください。ビジネスへの影響大です。
セブ島で私が採用したフィリピン人英語教師は、韓国人や日本人の英語留学生と日常的に接する「プロ」のコミュニケーターです。ところが、そんな彼らでも、日本の宗教観や歴史的背景をまるで知らないため、キリスト教的な感覚でオフショア大學講義Contentsを理解します。
だから、事前解説がなければ「お客様は神様」という日本的発想はフィリピン人には理解されません。「トイレの神様」も同様です。
逆に、あなたが日本的宗教観と歴史的背景を正しく説明できれば、「日本人が高品質を好むワケ」や「なぜなぜを5回繰り返す根本原因分析が機能するワケ」「職務責任や権限がなくても自律的にほうれんそうする心理」をフィリピン人に伝えられるでしょう。
フィリピン人SEが上記のような異文化マネジメント知識を獲得したからといって、必ずしも成果に直結するとは限りません。ですが、優秀なリーダー候補生が一人でも自律的マネジメント態度を身につければ、十分に費用対効果があるといえます。
■ 問いかけ ■
日本人が「日本のサービス精神は素晴らしい」というと、フィリピン人も負けじと「フィリピンのHospitalityは世界的に有名である」と反論する。
<問1>あなたの意見を述べなさい。Agree or disagree?
<問2>異文化マネジメントの観点から、この議論を整理しなさい。
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