フェルミ推定が苦手な理由
突然ですが問題:
中国にある日本料理店の数を推定しなさい。
・・・
・・・
・・・
近年、フェルミ推定(フェルミ問題)と呼ばれるこの種の問いかけが流行っています。単なる頭の体操だけではなく、有名企業の採用試験でも使われているようです。
フェルミ推定とは、調査が難しい量を、いくつかの仮定をもとに短時間で概算する論理思考の応用技法です。この名前は、イタリアの物理学者 Enrico Fermi(1901-1954)に由来します。
オフショア大學の調べによると、フェルミ推定を知る中国人SEは全体のわずか5%程度に過ぎません。恐らく、フェルミ推定を紹介する中国語文献が不足しているのでしょう。
平均的な日本人と同様に、多くの中国人SEはフェルミ推定が苦手です。意外に感じられるかもしれませんが、オフショア大學によると、フェルミ推定成功の鍵を握る下記2要件を満足できない中国人SEが大勢いることが確認されました。
成功の鍵1 正解(result)よりも論理展開(process)
成功の鍵2 論理展開や前提条件の根拠を説明できること
■ 問いかけ
<問1>日本語を全く知らない中国人SEが、日本語能力試験 N1 レベルに認定されるために必要な勉強時間数を推定せよ。
<問2>身近にいる中国人SEに問1を挑戦してもらい、フェルミ推定の観点から論理思考プロセスを評価せよ。
<問3>オフショア大學の調べによると、多くの中国人SEはフェルミ推定が苦手です。同意しますか(Y/N)。答えの根拠も併せて述べなさい。
<問4>フェルミ推定の考え方で、中国にある日本料理店の数を推定しなさい。
追伸:
念のため注意。
フェルミ推定の技術は、大学受験テクニックと同様に、十分に訓練すればパターン学習可能です。逆に、フェルミ推定に不慣れだと、論理思考が一般水準であっても根拠の弱い回答になりがちです。
フェルミ推定を論理思考力測定の手段として過信してはいけません。もちろん、フェルミ推定を勉強することによる弊害は小さいので、興味ある人はぜひ独自に学習してください。








Recent Comments