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名前を中国語発音で呼ぶべきか、日本語発音で呼ぶべきか

コミュニケーションの問題を抱える多くのオフショア開発では、互いを「中国側」「日本側」と呼び合います。個人名が話題に登るときは、決まって問題指摘の場面です。

「陳さん、この品質水準で納品するとお客様はどう思いますか?」
「中国側は、もっと品質意識を高めて欲しいと思います」

「近藤さん、先週検討した仕様を早く決めてください」
「日本側は作業指示だけではなく、背景も説明して欲しいです」

当人たちは気づいていないようですが、私はすぐに分散拠点間の壁を感じます。

私のコンサルティングでは、可能なかぎり、互いの名前を呼び合える個人対個人の人間関係を構築して欲しいと注文を出します。特に、「日本側」に対しては、半強制的に中国人スタッフのフルネームを暗記させます。

ところが、日系オフショア現地法人で働くある中国人リーダーは、私の持論を聞いた後に、ニコニコ笑いながらこう言いました。

幸地先生、私の名前は呉ですが、 中国発音で「うーさん」と呼ばれるよりも、 日本語発音で「ごさん」と呼ばれる方が好きです。 なぜなら、「うーさん」だと、 中国と日本の間に溝があるような気がしますが、 「ごさん」だと日本と一体感があるような気がするからです。

人生いろいろ、名前もいろいろ。

■ 問いかけ ■

<問1>あなたは、周囲の中国人・韓国人の名前を日本語読みで発音していますか? それとも、相手方の発音ですか?

<問2>中国のとあるオフショア委託先で「しゅさん」と呼びかけると、三人がこちらを振り返りました。「りーさん」と呼びかけると、今度は二人振り返りました。いったい、なぜでしょうか?

<問3>中国人スタッフを中国発音のフルネームで呼ぶメリットとデメリットを比較しなさい。その結果、今後あなたは、どのように発音するか、結論を出しなさい。

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