「中国人」を「中国の人」と言い換える
2011年12月の大連オフショア開発フォーラム講演ネタより。
<問1>ブログ管理人が大連講演で聴講者の気分を害さないように工夫した点は何でしょうか。以下の選択肢から1つ選びなさい。あくまでも、ブログ管理人の主観意見ですので、悪しからず。(a)「中国人」と呼ばずに「中国の人」や「中国の方々」と言う。
(b)「日本と中国」と言わずに「中国と日本」と逆順で言う。
(c)「中国では・・・」と言わずに「大連では・・・」と言う。
(d)「我々日本人は(we Japanese)」という表現を一切使わない。
【答】(b)
些細な事かもしれませんが、中国人相手の講演では「中国と日本」「中日○○○○」と言うように心がけています。これが、講演中に中国人面子を傷つけないように配慮する私のKPI*です。つまり、この1点のみに気をつければ、他の致命的な失敗も防げるという私なりの自己防衛機能です。
ちなみに、上記4項目の重要度を本誌発行人の主観で並べ替えると以下の通りです。
(b) > (d) > (c)
つまり、(b)(d)(c)の順で重視する一方で、(a)は全く重視しません。
*KPI: Key Performance Indicators/業績を決める最重要指標
●中国で活躍する日本人の中には、「中国人(ちゅうごくじん)」という呼び方を差別的だと感じる人がいます。そういう人は「中国の人」とか「中国人の方々**」と言い換えます。
オフショア大學講義では、異文化論の文脈で「中国人(ちゅうごくじん)」と十把一からげに表現しないよう留意します。これは、多くの専門家から指摘される中国ビジネス界隈の常識です。
ただし、「中国人」という呼び方そのものを差別的だと感じる人々とは違う感覚です。
実際、私は「中国人」という呼び方そのものには、全く差別的な印象を持ちません。したがって、本誌でも平然と「中国人SE」などと表記します。
**「中国人の方々」は不自然な日本語表現かも!?
■ 問いかけ
<問1>「中国人(ちゅうごくじん)」という呼び方を差別的だと感じる日本人がいます。そういう人は、会話中に「中国の人」とか「中国人の方々」と言い換えます。あなたにも、そのような傾向はありますか?(Y/N)
<問2>「中国人(ちゅうごくじん)」という呼び方を差別的だと感じる日本人がいます。そういう人は、会話中に「中国の人」とか「中国人の方々」と言い換えます。なぜ、そうするのでしょうか。その理由を分析しなさい。
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