本気モードと手抜きモードの差が激しい議事録
中国オフショア委託先がまとめた議事録を読むと、ときどき拍子抜けしてしまいます。報告粒度が粗いとか、日本語が下手すぎるなどは大した理由ではありません。
最大の理由は、本気モードと手抜きモードにあまりの格差が生じることです。こちらの期待と現実とのあまりの乖離度合いに愕然とし、現場指導のヤル気さえ失ってしまうことすらあります。
この種の問題が頻発する原因は、主に三つの要素に分解されます。
1. 中国文化固有の事情
2. 技術職にありがちな「報連相」を嫌う傾向
3. 新米管理者にありがちな文書報告の未熟さ
そもそも、私は若い中国人SEに高水準の議事録を期待しません。よって、ここでの議事録作成者は、チームリーダー以上の管理者だと仮定します。
上記の要素2と3は、国民文化への依存は少なく、日本でも同様な事情が確認されます。
本気モードと手抜きモードの品質格差を生む要素は、やはり中国文化の影響、すなわち要素1が原因が大きいと考えられます。
■ 問いかけ
<問1>一般に中国人SEは議事録作成が苦手です。オフショア大學によると、その理由は主に三つあります。この三要素を重要順に並べ替えなさい。
1. 中国文化固有の事情
2. 技術職にありがちな「報連相」を嫌う傾向
3. 新米管理者にありがちな文書報告の未熟さ
→解答例: 3 >>> 1 > 2
<問2>本気モードと手抜きモードの差が激しい議事録を作成する中国オフショア委託先への対策を講じなさい。
→Hints:「個人」ではなく「仕組み」に着目した対策を検討する。
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