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グローカル(glocalization)

先日、知人から初めて「グローカル」という造語を聞きました。

「グローカル」=グローバル+ローカル

この言葉は、かつて使い古された「Think globally, act locally」を別の表現で言い換えた標語に過ぎません。IT業界でも、このような車輪の再発明はよく観察されます。

・ASPをクラウドと言い換える
・データマイニングをビックデータと言い換える

ところで、私にグローカルを教えてくれた知人らは、この造語を「地方(local)から一気に海外進出する企業戦略」と別の意味で用いています。

本来の意味とはかけ離れた用法ですが、それはそれで、なかなかおもしろい発想です。

従来は、まず地方から東京・大阪などの大都市圏に進出する流れが一般的でした。地方から全国制覇した企業は、その後に満を持して海外展開を狙うという流れが王道です。

北関東で生まれた家電量販店は典型的な「地方→大都市→全国」の流れで発展してきました。ところが、日本の勝ち組家電量販店は、中国をはじめ海外市場では大苦戦しています。

参考:ヤマダ電機、中国・南京店の店舗閉鎖
http://www.yamada-denki.jp/ir/pdf/press/2013/130422.pdf

一方、味千ラーメンは代表的な「地方→海外」の成功事例です。日本では全く無名のローカル企業であるにもかかわらず、中国を中心に東南アジア各国で積極的に店舗展開し大成功を収めました。


以上は、小売や飲食といったソフトウェアとは無縁の業種による海外展開の事例です。とは言え、「地方→海外」事例を観察すると、その根底には業種業態を超えて共通する経営戦略の型があるような気がします。

■ 問いかけ

<問1>日本で大成功した家電量販店「ヤマダ電機」が中国市場で敗退した原因を分析しなさい。


<問2>母国では無名な地方企業が海外市場で成功した事例をできるだけ多く挙げなさい。


<問3>日本の独立系ソフトウェア企業(非上場)が中国やベトナム・ミャンマー・シンガポールなど東南アジア諸国に進出して成功するためには、一体どのような戦略を立てればよいでしょうか。あなたの身近な会社を1つ選んで頭のなかで仮想実験しなさい。


<問4>あなたの身の周りにあるグローカル展開の成功例をできるだけ多く挙げなさい。ここでの「グローカル」は本来の意味です。

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