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ミャンマー訪問記「仕事の後に一杯飲む習慣がない」

先月、ヤンゴン市内の日系企業でミャンマー人Software技術者に社内講義しました。今日も、ミャンマー実地調査で気づいた点を紹介します。

ミャンマー訪問の参考情報:

残業する?しない?
講義中によく笑う
あなたは英語を話せますか?

2013年、日本では一種のミャンマーブームが到来しています。そのため、一部ではミャンマーが過剰評価されているフシがあります。換言すれば、中国や東南アジア諸国で嫌な目にあった人々によってミャンマーが美化され過ぎているような気がします。

さて、以下はオフショア大學の取材で得られたミャンマーの特徴です。日本人にとって「都合の良い」噂と「都合の悪い」噂の両方を列挙しました。

ただし「都合が良い」=善、「都合が悪い」=悪、と単純に二元論で文化的相違を認知してしまうと危険です。

さらに、これらの情報を100%と正しいと仮定して鵜呑みにするのも避けてください。あくまも、2013年8-9月、本誌発行人がごく限られた人脈や参考文献から入手した情報を、作為的に抽出して列挙しただけに過ぎないので。


【ミャンマーの都合の良い噂】

・ミャンマー人は親日的である
・ミャンマーの人件費は安い
・ミャンマー人は仏教徒なので温和な性格
・ミャンマー人は英語がうまい
・ミャンマー人は勤勉である
・ミャンマー人は中国人ほど転職しない
・ミャンマーのインフラはどんどん整備されて発展する
・ミャンマー人はお金よりもやり甲斐や職場環境を優先する
・ミャンマー語は日本語に似ている


【ミャンマーの都合の悪い噂】

(a)ミャンマー人は集団作業が苦手、自発的なチームワークは期待薄
(b)ミャンマーでは仕事の後に「一杯飲む」習慣がない
(c)今でも頻繁に停電する。
(d)意外に流動するミャンマー人労働者


今日は上記(a)(b)を解説します。

(a)ミャンマー人は集団作業が苦手、自発的なチームワークは期待薄

未確認情報ではありますが、ミャンマーの学校教育では、スポーツを扱う機会が少ないそうだ。ましてや団体競技、団体戦は稀。上座部仏教が主流であることも影響しているか。


(b)ミャンマーでは仕事の後に「一杯飲む」習慣がない

若手中心のミャンマー企業では、中国的な感覚で「飲んで仲良くなる習慣」は期待できない。特に女性は早く家に帰る必要がある。年齢に関係なくミャンマー家庭では、常に親が子供をコントロールしがち。会社都合より家庭や親の都合を優先しがち。


上記(a)(b)から容易に推測されること:

20代半ばの若い女性技術者が大半を占めるミャンマーオフショア開発では、日本的商習慣では美徳ともされる集団による自発的な残業対応や、「乾杯」「カンペイ」で酒を酌み交わす飲みニケーションは期待できない。

■ 問いかけ ■

<問1>あなたは、以下の主張に同意しますか?(Y/N)
ミャンマーオフショア開発では、日本的商習慣では美徳とされる集団による自発的な残業対応や、「乾杯」「カンペイ」で酒を酌み交わす飲みニケーションは期待できない。

<問2>問1の主張が正しいと仮定します。これからミャンマーを活用したいオフショア発注側にとって、どのような障害が待ち受けますか?

<問3>問1-2の主張が正しいと仮定します。これからミャンマーを活用したいオフショア発注側は、どう対処すべきですか?

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