« November 2013 | Main | January 2014 »

以前はやる気満々だったのに最近は積極性が薄れてきた

先日、東京某所で実施した日本人向けオフショア開発社内講座より。

・以前はやる気満々だった中国パートナーですが、最近は積極性が薄れてきたように感じます。以前から意欲ある者は既にリーダーに昇格していますが、現場は待ちの姿勢が目立ちます。

・ちょっと難問を持ちかけると、検討する素振りもなく「分かりません」「教えてください」とつれない態度。


これらはオフショア歴1-2年の初心者からの声ではありません。世間的には立派な中国オフショア実績を誇る中級者以上のベテラン日本人からこぼれてきた悩みです。

正直、質疑応答で回答する側の私も、これらの声には驚かされました。まるで10年以上前にタイムスリップしたような感覚でした。

その一方で、こうした一連の悩みは、近年のオフショア大學調査結果とも一致すると妙に納得しました。


■ 問いかけ

<問1>以前はやる気満々だった中国パートナー。最近は積極性が失われつつあるように感じられます。一体なぜでしょうか。過度に一般化せず、当事例に固有の背景を予想して答えなさい。

<問2>近年のオフショア大學調査結果は以下の通りです。あなたはこの結論に同意しますか?(Y/N)

2010年をピークに、中国オフショア開発の品質・生産性はともに悪化傾向


<問3>問2の結論を賛成、反対の立場からそれぞれ分析しなさい。

<問4>問1の現象は、中国子会社でも同様に起こり得ますか? それとも、資本関係のない中国パートナーにありがちな現象ですか?

| | Comments (0)

休日に社内研修の出席率

数年前の冬、私が中国某所の日系オフショア企業で社内研修した際、金土月と変則的に三日間実施しました。初日と最終日は平常営業日でしたが、二日目の土曜日は当然ながら中国でも休日。

当時の社内研修プログラム概要は以下の通りです。

(1)金 10:00-17:00 異文化コミュニケーションと事例研究
(2)土 09:00-16:00 根本原因分析と対日reporting技法
(3)月 10:00-17:00 監視コントロールと改善マネジメント


受講対象者は会社の屋台骨を支えるリーダー/幹部層。三日間とも共通です。会社トップから、一連の講座に全て参加するよう指示が出されていました。講義言語は日本語、資料の一部は中国語訳されました。

講義初日の金曜日は朝から満員御礼でした。当時から評判のよい異文化コミュニケーション講座を渾身の力で提供したこともあり、受講者だけではなく経営陣の心をぐっと鷲掴みにできたと自負します。

■ 問いかけ

<問1>初日の金曜日(平日)は満員御礼だったこの講座。翌日土曜日の出席率を予想しなさい。

<問2>最終日、月曜日(平日)の出席率を予想しなさい。

<問3>二日目の土曜日だけ、他とは違い実施時刻が1時間早まっています。一体なぜだと思いますか?

<問4>もし、あなたの海外オフショア委託先で土日に社内研修を実施したら、参加率はどれくらいだと予想しますか。

<問5>ある中国子会社では、親会社の慣例に従い、リーダー研修を休日に実施する計画を立てました。残業代を払う代わりに、代休を取得する権利を保証することにしました。ところが、蓋をあけると、受講対象のリーダー層全員が休日受講を拒否しました。一体なぜでしょうか。

| | Comments (0)

ルールを守らないのがボス、すなわち特権階級の証

前号より一部抜粋。

「親会社とは異なり時間厳守しない海外子会社」

こちらの海外子会社では、会議参加者らは開始時刻にようやく自席を離れるのが通例となっています。結局、開始予定時刻を大幅に超過して会議が始まるのが、こちらの日常風景です。

もし、あなたが上記事例の日本人幹部なら、親会社の社風とはまるで異なる子会社を目の当たりにして、どう反応しますか?

(a) 不満だが放置する
(b) 親会社の社風と違っても特に不満はないので放置する
(c) 会議室で本人に注意するが、それ以上は動かない
(d) 現地幹部にそれとなく不満を漏らす
(e) 現場に時間厳守するよう改善を促す
(f) その他

あなたの意見は? 以下をクリックして(a)~(f)のどちらかに投票!
https://docs.google.com/forms/d/1Z5p9JfdcZfBiM0MdCu3Z4odT8jDSO2larRwyd-RQoZA/viewform


以下、前号に対して寄せられた読者コメントを紹介します。

・中国人はルールで縛る。例えば、5分前集合を義務付けるなら、遅れた時にペナルティー設定必要。でも実際にそうすると・・・

・習慣、特に上のボスの習慣が大事である。激しい競争社会の中国において、相手の人間を見る目は中国人全般に肥えている。特にボスはみんなに見られている。ボスがルールを守らないと、下も守らない。

・ルールを守らないのがボス≒特権階級の証


■ 問いかけ

<問1>前号からの抜粋記事に対するあなたの意見は?  以下をクリックして(a)~(f)のどちらかに投票しましょう。

https://docs.google.com/forms/d/1Z5p9JfdcZfBiM0MdCu3Z4odT8jDSO2larRwyd-RQoZA/viewform

step1 上記URLをクリック
   → Google上に作成されたアンケートに飛ぶ
step2 あなたの意見に近い選択肢を選ぶ
step3 「送信」ボタンを押下

<問2>もしも、親会社幹部の意向で、中国子会社に会議「5分前集合」を義務付けたとします。しかも、遅れた時にはペナルティーもあり。すると、この会社はどう変化するか? 

<問3>中国企業において、命題「ボスがルールを守らないと、下も守らない」は一般に正しいですか?(Y/N)

<問4>中国企業において、命題「ルールを守らないのがボス≒特権階級の証」は一般に正しいですか?(Y/N)

<問5>問3では「ボスも下もルールを守らない」と主張しているが、問4の命題を鑑みるに、それらは矛盾しませんか? 一般論として問3と問4は、それぞれ「Y」のような気がします。あなたは、どう説明しますか?

| | Comments (0)

親会社とは異なり時間厳守しない海外子会社

海外にオフショア子会社を持つある日本企業での話。

年1-2回の定期訪問と称して海外子会社に出張することになった親会社の日本人幹部。短い滞在なので、現地では連日、会議三昧です。

この日本人幹部は、以前から海外子会社で会議開始時刻が守られない悪癖を気にしています。

親会社における会議開始時刻とは、会議が正式にスタートする時刻を意味します。つまり、よほどの事情がない限り、会議開始直前には参加者全員が集合済みであることが暗黙の了解となっています。

ところが、こちらの海外子会社では、会議参加者らは開始時刻にようやく自席を離れるのが通例となっています。結局、開始予定時刻を大幅に超過して会議が始まるのが、こちらの日常風景です。

■ 問いかけ

<問1>もし、あなたが上記事例の日本人幹部なら、親会社の社風とはまるで異なる子会社を目の当たりにして、どう反応しますか?

<問2>海外=中国の場合、ベトナムの場合、その他の場合とでは、あなたの反応は異なりますか?(Y/N)

<問3>問2の答えの根拠を述べなさい。

<問4>海外オフショア委託先で、よくあると思われる時間厳守されない会議の状況を創作しなさい。

<問5>日本の親会社で、よくあると思われる時間厳守されない会議の状況を創作しなさい。

| | Comments (0)

海外視察の罠/物理的セキュリティ対策の運用実態

中国生産委託先を視察する日本人出張者がよく侵す失敗。

・物理セキュリティ設備に満足し運用実態を見落とす

海外のまともなオフショア開発拠点では、施錠徹底、印刷制限、USBメモリー使用不可、私物の携帯電話・携帯端末・カメラの持ち込み不可など、様々な物理的セキュリティ対策を講じています。扱う機密の重要性によって、対策の度合いは変わります。

ところが、海外視察に訪れた日本人出張者の前では綺麗事を並べながら、実際にはまともにセキュリティ対策が運用されていない現場があります。厳しい言い方とするなら、一部の厳戒態勢が敷かれる現場を除いて、ほとんどが甘い運用実態だと考えたほうが精神衛生上よろしいかと。


●Q&A例1
海外「我が社は技術者○○○名います!」
日本「正社員と協力会社の内訳は?」
海外「だいたい40%くらいは協力会社さんからの派遣です」
日本「・・・」


後日、以下の点を解説します。

・無免許/無許可操業の確認漏れ
・予想以上に高い人材流動率(特に中堅以上)
・優れた製造実績=優れた保守運用サービス、の勘違い
・キーパーソンの業務掛け持ちにより、自社対応の優先度低下
・社内教育カリキュラムに満足し運用実態を見落とす


■ 問いかけ

<問1>上記Q&A例1の会話の続きを創作しなさい。

<問2>上記Q&A例1以外に、セキュリティ対策の運用不備を見抜く方法を考えなさい。

| | Comments (0)

« November 2013 | Main | January 2014 »