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.オフショア委託先で働く女性の立場

最近、オフショア大學に寄せられた質問より。


【問】中国やベトナムなどのオフショア委託先で働く女性の立場について、日本と比較してどのような状況なのでしょうか?


【答】海外オフショア企業の女性SEに限定して解説します。

日本と比べて中国では、女性SEが活躍する場面が圧倒的に多いことが知られています。中国だけでなくベトナムやフィリピンも同様です。ミャンマーにいたっては、男女比が完全に逆転するほど。

大連で活躍するオフショア大学講師によると、当地でも確かに多くの女性SE活躍しているそうです。その一方で、管理職となると途端に数が減ってしまうのも事実。

日本との大きな違いの一つとして、中国では結婚、出産後も子どもを育てながら働き続ける女性従業員が大半を占めることが挙げられます。

中国では夫婦ともにSEとして活躍する姿が目立ちます。オフショア大學の調べによると、夫婦ともにSEの場合、過半数は女性の方の給料が高い傾向があることが分かっています。


余談ですが、ベトナム人女性の気質を知りたいなら「ベトナム 恐妻会」で検索してみてください。 中国人女性との共通点がたくさん見いだせるはずです。オフショア開発の上級者は、ベトナム女性と中国人女性との違いに着目するとよいでしょう。


■ 問いかけ

<問1>中国オフショア企業では、SE同士の結婚が目立ちます。一体なぜでしょうか。


<問2>中国やベトナムのオフショア企業にも、男尊女卑の感覚がある(Y/N)


<問3>オフショア委託先の現地時間、金曜の午後3時、日本から緊急の障害対応依頼がオフショア側リーダー(男性)に届きました。


日本「お客様先で原因不明の障害が発生しました。ただちに、ソースコード全体を見なおして、障害切り分けを実施してください」

海外「こちら側のバグはないと思います。我々が直接担当した部分は見直しますが、ソースコード全体の見直しは日本側でよろしいでしょうか?」

日本「いや、日本側メンバーは客先に出向いて、ネットワーク設定とデータ復旧作業に集中しています。申し訳ないが、まずは障害発生箇所の特定をオフショア側でやってもらえないか。お客様が困っているのだ」

日本側との窓口を務める海外オフショア側リーダーは、この状況に困り果てました。なぜなら、この日は妻(彼女)の誕生日であり、定時にはきっかり帰宅すると約束しているからです。

ここで、当リーダーは、日本側の言い分も十分に理解できていると仮定します。さらに、ソースコード全体を見直し、障害を切り分ける作業は、日本で実施するよりも海外オフショア側で実施する方が効率的なのも事実だと仮定します。


この男性リーダーが中国人の場合とベトナム人の場合、それぞれどのような反応を示すでしょうか。男性リーダーの言動にどのような違いが生じるのかを論じなさい。一般論でもいいし、あなたの周囲の特定人物を想定しても構いません。自由に発想しなさい。

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