« 人材流動のまとめ | Main | インドオフショア開発まとめ »

自分流コーディングのまとめ

今日は、自分用の備忘録としたまとめた参考情報一覧を紹介します。


●自分流コーディングへの強いこだわり

オフショア大學には、海外オフショア勢が日本の指示に従わず困っているとの相談が多数寄せられます。最も目立つのは、自分流コーディングへの強すぎるこだわりです。

逆に、品質保証や標準化などのマネジメント活動については、海外オフショア勢は意外なほど素直に日本側の指導に耳を傾けます。恐らく以下が原因でしょう。


・コーディング

担当は若手プログラマ。コーディングだけは日本人に負けない自負あり。ただし、日本的商習慣の理解に乏しく、自分のコーディングが対象ソフトウェア全体に与える影響までは分析できない。すなわち、無知に基づく無邪気さから、自分流コーディングへの強いこだわりを示す傾向がある。


・品質保証や標準化などのマネジメント

担当は経験豊富なリーダー以上がほとんど。日本語は達者で、かつ、付き合う顧客毎に異なる固有の商習慣も理解していることが多い。普段から、日本品質に一定の敬意を払っているため、顧客からの要望に対しては可能な限り応えたいサービス精神をのぞかせる。ただし、日本品質が必ずしも「好き」というわけではない。面倒だけど、「やるべき」との義務感で動く職業人としてのプライドが光る。


for文の繰り返し制限数を明記すべきか
日本から中国子会社に提出したコーディング規約の中に「for文を繰り返さない」という禁止令がありました。ところが、中国側から、「何回か指定して頂けないと対応できません」と言われました。(アンケート結果あり)


レビュー時に指摘されなかったので今さら修正できません
オフショア開発でコーディング規約が守られません。もっともらしい言い訳をして修正依頼にも応じません。なぜ、中国では明確な規約すら守らないのでしょうか。(アンケート結果あり)


ソースコードのコメントに間違った日本語を見つけたら
あなたが日本側の受け入れ担当者なら、中国から納品されたソースコードのコメントに見つかった日本語の間違いを修正しますか。(アンケート結果あり)


怒っても効果なし、謝罪するが改善なし
コーディング規約を守らない中国子会社にご立腹・・・効果なし。開発連絡用の掲示板上で、規約を守らないのはルール違反だ、と怒りを示しました。リーダは謝りますが、次も同じことを繰り返します。怒っても効果はないな、と感じました。


ソースコードのコピペ爆弾
日系メーカーの中国現地法人で働くある日本人上司は、中国人社員がバグを「直す」のではなく「隠す」ことに苛立ちを覚えるという。例外処理を無視するだけならまだしも、バグ発生確率を抑えるお化粧プログラミング技法には、開いた口がふさがらない。


中間納品はお化粧されたプログラム
中国から完成したプログラムが納品されたので、日本で動作確認したところ、単純なバグがいくつも見つかりました。直ちにQ&A票で不具合を指摘しましたが、中国側の試験では問題なかったと一蹴されてしまいました。・・・
納期が迫っていることもあり、中国での修正をあきらめて、全て日本側で対応することになりました。普段からお世話になっている日本の協力会社に急遽プログラマを増員してもらい、他人のソースコードのデバッグに明け暮れました。


日本でわざわざソースコード再検査
中国でコードレビューを実施済みなのに、その後に日本でもソースコード再検査を義務づける会社があります。現場では、やはり不評とのこと。あなたは、日本でのソースコード再検査に賛成ですか?(アンケート結果あり)


メソッドや変数を英語で適切に命名
データを取得するメソッド名称を決める際、英語の可読性がよい方の名称を選びなさい。
(a) getData()
(b) takeData()


誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する
ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。


──────────────────────────────
■ 問いかけ ■
──────────────────────────────

<問1>次の事例を読んで、後の設問に答えなさい。

中国にオフショア子会社を持つある製造メーカーでの話。

この会社では、1万分の1の確率で不具合が発生する恐れあるなら、絶対に潰さないと気がすまない社風が現場を支配します。例えば、保守運用時に「ソースコードを誤読」する恐れがある場合も同様です。

不具合ではないものの、奇抜なコーディングも修正すべき対象です。例えば、いかにも玄人が好みそうな論理演算子を3以上、並べるコーディングスタイルも、現場で保守運用しにくいと判断すれば、即座に修正しないといけません。

ところが、論理演算子を3以上、並べた玄人好みのコードを書いた中国人プログラマは、「自分はこの方法理解しやすい」といって日本側の修正要求を突っぱねました。

まさかの修正拒否に戸惑う日本人担当者。この会社は、品質第一を忠実に守る社風であり、中国子会社にもずっとそのように社内教育してきたつもりでした。

これまで中国子会社で何度も繰り返し実施してきた品質教育ですが、一体どこに問題があるのでしょうか。また、今後、どう品質教育を再強化すればよいでしょうか。

|

« 人材流動のまとめ | Main | インドオフショア開発まとめ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 人材流動のまとめ | Main | インドオフショア開発まとめ »