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【事例】炎上プロジェクト現場聞き取り調査の留意点

親会社の強い意向により、去年から我が社でも中国オフショア開発を始めました。我が社の業務は、ほとんど親会社から委託されたシステム開発と保守運用です。

これまで、我が社は、国内協力会社への「持ち帰り」発注ですらほとんど経験したことがありません。いわゆる、親会社に依存する典型的なシステム子会社です。よって、現場はかなり混乱しています。

言葉の壁を克服するために、最近、親会社からの紹介で中国人ブリッジSE(34歳・男性)を1名、派遣してもらいました。現在、彼は当社の日本人に混じって、働いています。

ところが、派遣された中国人ブリッジSEのエリート意識の高さが災いして、オフショア委託先の中国人技術者らと仲間割れを起こしました。

オフショア開発に不慣れな日本側は、自社に常駐する日本語が堪能なブリッジSEの意見にのみ耳を傾けたため、現場はさらに混乱しました。


■ 問いかけ

<問1>あなたは、当プロジェクトにリカバリ応援要員として緊急投入されることになりました。期間限定で、できるだけ工数をかけずに、混乱するプロジェクトを沈静化させる役目が期待されます。

あなたは、最初の現場聞き取り調査に挑むにあたり、どのような点に注意しますか。以下の選択肢から、あなたの考えに近い意見を1つ選びなさい。

開発プロセスや各種規約の不十分さを疑う
日本常駐するブリッジSEの力量不足を疑う
中国側リーダー/マネジメントの力量不足を疑う
親会社と子会社の関係不備、ガバナンス欠如を疑う

結果を見る

締切:2014年12月04日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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Comments

人は問題でなく、物事を中心にして、解決ポイントを見つけるのが先です。その中、決断力と実行力も必須ですね。なお、日本側の基準に合わせる力も要り、中国側の協力と理解も必要でしょう。

Posted by: ECT | December 01, 2014 04:37 AM

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