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駐在員をおくと立ち上げは早まるか

オフショア大學受講生との質疑応答より。
(Q. 受講生 A. オフショア大學講師)


Q.私は、大手メーカー系列会社に所属する技術マネージャーです。当社では海外にオフショア開発子会社を有しています。私の仕事は、組織横断的にオフショア推進(子会社活用)することです。そこで質問ですが、現地に駐在員をおいたほうがオフショア開発の立ち上げは早まりますか?


A.Yes

コストを度外視すれば、現地に日本人駐在員を派遣するほうがオフショア開発は早く立ち上がります。

同様に、日本と海外拠点間で専用線を引くほうがオフショア開発は早く立ち上がります。専用回線の維持費は、国や地域によってかなり金額差があります。

要するに、コストと立ち上げ速度のトレードオフが意思決定に欠かせない判断材料です。


駐在員配置を検討する際には、まず駐在員の役割と権限について分析するとよいでしょう。同時に、会社規模や海外市場開拓の意思に関する前提条件も確認しておきましょう。

専用回線やその他、高額な設備投資を検討する際にも、駐在員配置と同様に設備の役割やビジネス戦略との整合性について分析しておくとよいでしょう。

相談者は大手メーカー系列会社に所属する技術マネージャーです。すると、条件によっては「ある程度、コストを度外視」できる可能性があることがわかります。

しかも、子会社の人事やプロジェクト評価に対して、間接的に影響力を発揮できる立場にあることも見逃せない前提条件です。

さらに、大手メーカー系列会社が持つ次の特徴に着目するとよいでしょう。

・グループ内からの受託開発が売上の大半を占める
・自社の幹部は親会社からの天下りで、顧客と強い人脈あり


実は、相談者の会社事情を考慮すると、現地駐在員に求められる最重要業務の一つは、グループ内の顧客や幹部スタッフの海外視察をアテンドすることです。ここでよいアテンドができれば、顧客と末永い関係が維持できます。

その一方で、日本人駐在員が若手中心の海外オフショア現場に直接介入する役割は、あまり期待されていないのが現実です。

以上の点から、相談者の会社では、駐在員を配置するメリットは十分にあると判断します。


■ 問いかけ

<問1>駐在員が顧客や親会社幹部の海外視察をアテンドする際のの留意点を述べなさい。


<答2>日本人駐在員に求められる役割を列挙しなさい。


<答3>日本と海外を結ぶ専用回線の維持費について述べなさい。


<答4>日本と海外を結ぶ専用回線の品質について述べなさい。

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