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英訳/前向きな助言や提案・推奨

【問題】

先日終了したオフショア開発プロジェクトでは品質面の課題が浮き彫りになりました。ですが、互いの信頼関係は全く崩れていません。オフショア開発側メンバーの平均年齢は25歳。今回の教訓を糧にすれば、今後の成長に大いに期待が持てます。

そこで、あなたは、若手中心のオフショア側に根本原因分析を勧めることにしました。一方的に反省を押し付けるのではなく、両国メンバーの心を一つにして、これからも一緒に改善に取り組みたい、との意思表示です。

このような状況において、あなたはオフショア側に次のようなメッセージを送りました。括弧内に相応しい英語表現を選択肢から1つ選びなさい。


You (       ) analyze root causes of the problem in detail. ...

「今後も一緒にオフショアを改善したいので、どうか根本原因分析をしていただきたく」という風に前向きな印象を強調したい。


(a) should
(b) must
(c) had better


答えはこの後すぐ!


Title

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Offshoring_seminarthumb400x561543

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答 (a) should

should のコアイメージは「なされるべきだが、まだなされていない」です。転じて「前向きな助言や提案・推奨」のイメージです。

コアイメージとは、文脈や状況に左右されない言葉の意味を表します。学校英語でありがちな丸暗記ではなく、右脳に訴えかけるような図解イメージを伴います。以下は、NHK講座で活躍した田中茂範(慶應義塾大学教授)のアイデアを参考にしています。


学校英語では should は must よりも弱い義務や強制という意味で教えられることが多いようです。ところが実際には should は前向きな助言や提案・推奨の場面でもよく使われます。

本問のように「互いの将来のために絶対やったほうがイイ!」、あるいは「このパーティーに行かなきゃ損!」のような文脈で should は好んで用いられます。

ただし、背景説明がないまま、いきなり You should analyze ... とメッセージを送ると、受け手が「義務や強制」だと誤解し、人によっては「日本人に面子を潰された」と憤慨する恐れがあります。ご注意ください。


must のコアイメージは「それ以外に選択肢はない」です。must を「義務や強制」と丸暗記していると、have to(なされるべきことがある) や should との微妙な違いを説明できません。ぜひこの機会に must のコアイメージを「イメージ」として覚えましょう。

had better のコアイメージは「しないとまずい」です。誰かに何かをお勧めする should とは異なり、had better には高圧的なイメージが伴います。詳細を理解するには、have のコアイメージを平行して学習することをお勧めします。


英語のコアイメージは、オフショア大學のグローバルライティング講座で詳しく解説します。直近では、今週金曜日の沖縄講座か、来月の日経コンピュータ主催講座で学べます。


<参考講座>
2016/2/12沖縄 日英ハイブリッド型オフショア開発入門講座
2016/3/18東京 英文ライティング実践講座


<参考文献>
田中茂範(2015), 表現英文法 増補改訂版, コスモピア
オフショア大學(2014), getData()のコアイメージ

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