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英訳/セミコロン(;)不要論

正確さが重視される英文の技術文書では、セミコロン(;)を使うべきではない、と主張する専門家がいます。

実際、私は日常の文章でセミコロンを使う機会はほとんどありません。

とはいえ、例えば、先日の【解答】で紹介した英文の箇条書きでは、セミコロンが利用されます。逆にいえば、箇条書き以外では、基本的にセミコロンを使わないほうが安全です。


Root causes:

- Limited Japanese ability of the offshore members to review Japanese messages in such as business form captions and control panels;

- Lack of XXX review;

- ……(箇条書きが続く)

なお、この話は正確さが重視される技術文書に限定されます。


【問題】

以下は、機械メンテナンスの手順や留意点が記載された運用マニュアルに書くべき内容です。実は、文中にあるセミコロン(;)のせいで、この英文は曖昧です。正確さが要求される運用マニュアルに記載されることを考慮して、以下の英文を書き換えなさい。

Examine the removed components; replace the damaged ones.


参考までに、Google翻訳による和訳を載せておきます。

【和訳】

取り外したコンポーネントを調べます。破損したものを交換してください。

Hints:
・マニュアルでは、この種の命令文はよく利用されます。
・箇条書きに書きなおしたほうが親切です。
・上記の和訳が自然になるように、適切な接続の言葉を付与します。


■ 解答

(1) Examine the removed components for damage.
(2) If necessary, replace the component(s).


解答を見てしまえば、何てことない平凡な問題だと思いませんか。しかしながら、原文はいかにも英語的な発想です。英語初学者が、原文の行間に隠れた意図を読み取るのは難しいかもしれません。

人によっては、if necessary の代わりに if need be や if neededを使うかもしれません。さらに、状況によっては、if possible による接続も考えられます。これらの常套句を覚えておいて損はないでしょう。

参考までに、Google翻訳による和訳を載せておきます。

【和訳】
(1)損傷のために取り外したコンポーネントを調べます。
必要に応じて(2)、コンポーネント(複数可)を交換してください。

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