カタカナ禁止の理由
オフショア大學受講者からの質問より。
オフショア大學では「カタカナ禁止」と指導していますが、一体なぜでしょうか。開発ドキュメントから全てのカタカナを削除することは非現実的だと思うのですが。
<回答>主な理由は5つあります。
・発音が違う
日本人と外国人では発音が違うため、カタカナ外来語から元の英語を想起しにくいから。例:プログラム(program)
・外国人はカタカナが苦手
そもそも日本語初学者にとってカタカナは苦手だから。同様に、ひらがなだけで表現される文章も日本語初学者には読解困難。
・略語が難しい
無意識のうちに略語が用いられるから。例:「プレゼン」
・日本語と英語は一対一対応しないので多義的になりがち
日本語と英語が一対一対応しないため、元の英単語とは異なる意味でカタカナ外来語が用いられることがある。そのため、多くのカタカナ外来語が多義的になりがち。例:ケース
・カタカナ連続語は難しい
普段使いなれないカタカナ外来語が複数連なると、その切れ目すら分からないから。例:フールプルーフ(Fool Proof)
■ 問いかけ
<問1>カタカナ外来語「プログラム(program)」のリスクを説明しなさい。
<問2>日本語の初学者は、カタカナやひらがなは苦手だと言われます。それぞれ事例を挙げて説明しなさい。
<問3>開発ドキュメントでよく用いられるカタカナ外来語の略語をたくさん挙げなさい。
<問4>カタカナ外来語「ケース」のリスクを説明しなさい。
<問5>カタカナ外来語「メーンルーチン(main routine)」のリスクを説明しなさい。
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