« 「富士康の劣悪なインターシップ」の裏側を理解 | Main | 直訳は葛藤をひき起こす »

土曜出勤で意思決定がなされる

オフショア大學への相談より。

東南アジアの大都市に拠点を置くある日系ITベンダーでは、仕事が忙しくなると日本人マネージャーは土曜出勤します。

ウイークデーとは違い、落ち着いてひとつひとつ懸案事項を処理できるのが土曜出勤のメリットです。そのうち、いつの間にか他の日本人スタッフも土曜出勤するようになりました。

すると、そこでは日本人による日本語でのインフォーマルな会話がはじまり、しまいには、組織の意思決定までもがなされるようになりました。しばらく経ってから、現地マネージャー層もこのような事態に気づきました。

これはどうみても許しがたい、不公平な行為です。「なぜ我々も同じマネージャーなのに意思決定に参加できないのか?」と現地マネージャーは、日本社長の担当役員に直訴しました。

■ 問いかけ

<問1>この後の展開を予想しなさい。

なお、同じような事例が下記参考図書にも載っています。

参考情報:
岩下貢(1994)、日米ビジネスコミュニケーション、pp.11-14, JETRO
強い達成意欲を持つ日本人と中国人の行動様式の違い
社内の公式行事には「協力会社さんは参加不可」

*Hints: オフショア大學公式メールマガジンには詳細な補足説明があります。

|

« 「富士康の劣悪なインターシップ」の裏側を理解 | Main | 直訳は葛藤をひき起こす »

Comments

The comments to this entry are closed.