ベトナムはチャイナ・プラス・ワンの最有力候補?

中国パートナーへのオフショア開発でそこそこ実績のあるK社では、チャイナ・プラス・ワンの観点からベトナムを代表とする次の委託先を調査しています。

全社レベルでオフショア開発推進する宇江城さんは、上司から「ベトナムはチャイナ・プラス・ワンの最有力候補国か?」と質問されました。

宇江城さんは「はい」と即答したものの、結論を裏付ける根拠が不十分でした。

このままでは翌週の役員会で報告できないため、宇江城さんは再分析することになりました。


■ 問いかけ

<問1>上記の宇江城さんは、翌週の役員会でチャイナ・プラス・ワンの最有力候補国を提示することになっています。

結論はすでに「ベトナム」に決まっていると仮定します。

上司からは、結論を「PowerPointスライド1枚」にまとめるよう助言されました。

あなたなら、どうまとめますか?

問いかけのヒントはオフショア大學公式メールマガジンに記載されています。

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オフショア委託国の調査票

「チャイナ・プラス・ワン」はソフトウェア業界でもお馴染みとなった経営用語です。

オフショア開発に馴染んだ大手企業や小回りの利く一部の中小企業では、ベトナムの次の次を見据えたオフショア拠点づくりを検討しています。

よって、「なぜ今さらチャイナ・プラス・ワン?」と訝しむ読者も少なくないはずです。

ところが、世の中には、オフショア開発どころか持ち帰り外部委託ですらままならないソフトウェア企業がたくさんあります。

ある会社のソフトウェア部門では、数年前にいくつかの海外オフショア企業を調査しました。対象国は中国、ベトナム、インドの三大オフショア委託国。

そして今年、改めて海外オフショアの最新動向を調査することになりました。理由はチャイナ・プラス・ワンへの対応です。対象国は前回の三カ国に加えてフィリピン、ミャンマー、その他を考えています。


■ 問いかけ

<問1>あなたは、会社トップから「チャイナ・プラス・ワンに対応するため次世代オフショア委託候補国を調査せよ」と指令を受けました。

中国、ベトナム、インド、フィリピン、ミャンマーの五カ国が調査対象です。

トップからは「PowerPointスライド1枚」にまとめるよう指示を受けています。あなたなら、どうまとめますか?

問いかけのヒントはオフショア大學公式メールマガジンに記載されています。

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経済は中低速なのに

先週、上海と江蘇省にあるいくつかのオフショア開発企業を訪問してきました。そこで、いくつかの新しい情報を入手し、いくつかの既存情報を更新しました。

・人件費の最新動向
・人材流動の最新動向
・転職先の選択肢増加
・不動産価格上昇が与える影響

■ 問いかけ

<問1>2015年から中国経済は中低速モードに切り替わっています。ではここ1年間、ソフトウェア技術者の賃金はどう推移しているでしょうか。
(a) ほぼ横ばい
(b) やや上昇
(c) 大幅上昇(3-4年前と同じ)

<問2>上海とその周辺地域(江蘇省と浙江省)で、ここ1年間のうちに最も不動産価格が上昇した地域はどこでしょうか。
(a) 上海
(b) 蘇州
(c) 無錫
(d) 南京
(e) 杭州

<問3>上海や周辺地域では、社会の発展に伴い技術者の転職先の選択先が増えています。2016年秋、ソフトウェア技術者の転職動向を分析しなさい。

<問4>上海と周辺地域の不動産価格上昇がオフショア企業に与える影響をいくつか挙げなさい。

■Hints:

<答1>(c)
<答2>(d)
<答3>セミナーにて詳細解説
<答4>セミナーにて詳細解説

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ルワンダでオフショア開発をする理由

ネットで見つけた一風変わったオフショア事例を紹介します。アフリカ・ルワンダの話題です。

一人の優秀なルワンダと出会いました。個人的にはとても優秀だと感じました。ただし、他のルワンダ人技術者の力量やチームとして機能するかどうかは不明でした。

そこで、彼のマネジメントのもとで、ルワンダの独立系 ICT開発企業にスマートフォンアプリとバックエンドで動く一連のシステム開発を委託しました。20名規模の会社を使ってルワンダの実力を検証するためです。

検証の結果、ルワンダ人の技術力はしっかりしていることが判りました。マネジメントも及第点をつけました。人件費については、当初の期待を上回るようなメリットは感じられませんでした。

ルワンダとのやり取りはすべて英語です。

出所:Japan Business Press (2016年6月6日)、先駆者が語る、ルワンダでオフショア開発をする理由

■ 問いかけ

<問1>ルワンダへのオフショア開発に取り組む先駆者は、ありがたいことに人件費の削減効果を数値化しました。日本国内の人件費を100%としたとき、ルワンダやその他地域の人件費は何%くらいになると思いますか。答えを予想しなさい。

日本   100
中国    xx
ベトナム  xx
インド   xx
ルワンダ  xx

※答えは元記事で紹介されています。


<問2>ルワンダの開発生産性の目安を予想しなさい。

日本   100
中国    xx
ベトナム  xx
インド   xx
ルワンダ  xx


<問3>仕様に関してルワンダ側との認識にギャップがあった場合、どう対処したと思いますか?


<問4>元記事に登場する先駆者が感じるルワンダ活用の課題を予想しなさい。


<問5>ルワンダやアフリカについてあなたが知っている情報を、何でもいいので箇条書きしなさい。

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社運をかけたシステムなのに中国からデータ入力されない

ネットで見つけた興味深い中国ビジネス系の漫画を紹介します。

●中国から日本本社システムにアクセスできない!?

日本本社で2年の歳月をかけて CRMシステムを導入しました。肝入りのグローバルプロジェクトでしたが、稼動開始から半年たっても中国拠点からのデータ入力がほとんどありません。

現地に事情を問いただしたところ、『CRM 画面の表示が不安定なので、そのうち「データ入力しなくてもいい」と判断するようになった』と回答がありました。

ところが、日本本社の担当者はその回答が信じられません。

そこで、とある外部業者に問題の分析を依頼したところ、中国拠点からのデータ入力が滞る背景には、現地特有のIT課題があることが分かりました。

その課題とは・・・(答えは原文をご覧ください)

出所:中国ITにまつわる諸問題(IIJ) http://www.iij.ad.jp/global/challenge/chinait01.html


実は、上記のビジネス漫画は IIJ社の提案型営業コンテンツです。よって最後は単純なハッピーエンドを迎えます。とは言えさすがは漫画、視覚情報には多くの者を惹きつける魅力があります。

先に本誌による抜粋解説を読んで、次に引用元の漫画をご覧ください。文字のみの印象と漫画による視覚コンテンツの迫力の違いが実感できると思います。


オフショア大學でも、いつかは漫画を導入したいものです。


■ 問いかけ

<問1>肝入りでグローバルシステムを導入したのに、半年経っても中国拠点からのデータ入力が滞っています。その原因となる中国特有のIT課題を予想しなさい。


<問2>元の漫画では、中国特有のIT課題をどのように解決しようと試みるでしょうか。中国の通信事情を鑑みて、できるだけ具体的に解決策を予想しなさい。


<問3>たとえ、中国固有のIT課題(≒通信インフラ課題)が解決しても、現地スタッフにとって手間ばかり増える CRMデータの入力を促進するのは至難の業です。もし、あなたが中国拠点の統括責任者なら、現地のスタッフに快くデータ入力してもらうためにどう働きかけますか?

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ベトナムIT業界に起こる「オフショア疲れ」

5月大型連休中に公開されたベトナム関連コラムから興味深い箇所を抜粋します。(本誌発行人による加筆修正あり)


ベトナムでは、サッカーの国際試合で自国が勝利すると、その夜は興奮のあまり暴走するバイクで道路が埋め尽くされるほど愛国心は非常に強い。

ところが、ベトナムオフショア開発では、いまだに下請けとしての「IT工場」の側面が強いため、「オフショアに疲れている」との印象が受ける。

「ベトナムのオフショア開発現場では、自分たちが見ることのない、どこかの国のどこかのサービスを次から次へと作っている。それはオフショア開発である以上、当たり前のことだが・・・」

出所:ベトナムIT業界に起こる「オフショア疲れ」--対応を迫られる日本企業、CNET Japan (2016/05/04)


■ 問いかけ

<問1>「オフショア疲れ」という現象は、何年も前から中国でも起こっています。ベトナム人よりも早くオフショア疲れした中国人がよく吐きそうなセリフをたくさん挙げなさい。


<問2>上記コラムでは、ベトナム人のオフショア疲れは必ずしも現地に進出する日系企業にとって必ずしもマイナスばかりではないと主張します。その理由を予想しなさい。


<問3>上記コラムが主張するベトナム人のオフショア疲れが今後も続くとしたら、日本のオフショア業界全体にどう影響すると思いますか。

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元技能実習生は採用しない方針のBPO企業

オフショア大學では、技能実習制度の話題を扱ったことがありません。稀に飲み会で盛り上がることもありますが、オフショア推進部門の戦略系スタッフも基本的には技能実習生に興味を示しません。

なぜなら、オフショア開発業界では技能実習制度に頼る機会がないからです。

一方で、BPOと呼ばれる海外アウトソーシング業では、ときどき「技能実習生が夜逃げした!」などの噂話が流れます。表向きは、オフショア開発やITアウトソーシングを謳いながら、裏では技能実習生の仲介斡旋を生業とする業者はたくさんあります。


■ 問いかけ

中国大陸の某田舎でオフショア開発とBPOを営むある独立系ベンダーで聞いた話より。

この会社では、日本向けBPOのために常時、日本語人材を募集しています。大陸沿岸部の大都市とは異なり、この会社のある田舎では日本語人材は希少価値の高い即戦力人材だとみなされています。

この会社では、技術人材と日本語人材の仕事をうまく分離することで、従業員の高い離職率にも対応しています。

この会社が人材を募集すると、元技能実習生の日本語人材がときどき応募してきます。このような応募者は、かつて語学学校で日本語を学び、日本の職場で3年程度働いた経験を持っています。

ところが、この会社では、かつて日本で業務経験のある元技能実習生はあまり歓迎されません。


<問1>設問の中国BPO企業では、かつて日本で業務経験のある元技能実習生はあまり歓迎されません。一体なぜでしょうか?


<問2>中国のある田舎に進出した日系オフショア現地法人では、かつて日本で働いた経験のある元技能実習生を採用して、ブリッジSEとして育成したいと考えています。なぜなら、この会社では、技術と日本語業務を切り分けることができるからです。元技能実習生を採用して、ブリッジSEとして育成するリスクを分析しなさい。


問いかけの答はオフショア大學講座で発表します。公式メルマガでもHintsを紹介しています。

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今さらベトナムのメリット/デメリット

オフショア大學受講生との質疑応答より。
(Q. 受講生 A. オフショア大學講師)


Q.会社幹部に中国からベトナムへのシフト、すなわち、ベトナムへの発注比率を高めるよう提案したいのですが、どのようにアピールすればよいでしょうか。


A.現在、相談者の会社では中国発注が主流だと仮定します。提案のメリットとデメリットを併記して、実態をありのまま表現することを相談者にはお勧めします。

ベトナムシフトのメリット
・25%以上に安い人月単価
・発注先の多様化
・マンネリ解消、競争心を煽り中国側の対応改善に寄与
・選択肢増による新規需要の掘り起こし(社内営業)

ベトナムシフトのデメリット
・日本語力が劣るため、技術音痴の通訳に頼ることが多い
・信頼関係構築の手間がかかる
・ノウハウ移転の手間がかかる


■ 問いかけ

<問1>私の独断と偏見による「ベトナムシフト最大のメリット」を予想しなさい。


<問2>私の独断と偏見による「ベトナムシフト最大のデメリットを」を予想しなさい。


<問3>中国一辺倒のリスクを懸念する相談者の会社の経営陣に対して、あなたならどう提案しますか。相談者の立場になって助言しなさい。

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中国・ベトナム以外の選択肢

オフショア大學受講生との質疑応答より。
(Q. 受講生 A. オフショア大學講師)


Q.アジア圏で中国・ベトナム以外の選択肢は現状どの程度ありますか。今後のオフショア開発の動向についてお聞かせください。


A.中国・ベトナムを含む5カ国が、直近のオフショア発注先として活用されています。案件数の実績順で5カ国を列挙します。

1.中国
2.ベトナム
3.インド
4.フィリピン
5.ミャンマー


一方、オフショア大學受講生から寄せられる関心の度合いで5カ国を並べ替えると、以下の通りです。

1.ベトナム
2.中国
3.ミャンマー
4.インド
5.フィリピン


ミャンマーについて。

これまで「国内はアマチュア水準、腕に覚えがある者は海外出稼ぎ中」がミャンマーの実情を説明する決まり文句でした。近年は、技術者のポテンシャルの高さが、他国と比べてミャンマー最大の利点だといえます。

ミャンマーの詳細は以下の過去記事をご覧ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/cat23591648/


インドについて。

インドはコスト削減のための選択肢ではありません。多くの会社では、インドへは特別な技術力が求められます。コストが度外視される会社も珍しくありません。

インドの詳細は以下の過去記事をご覧ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/cat4292100/


フィリピンについて。

最近本誌ではフィリピンの話題をほとんど扱っていません。


■ 問いかけ

<問1>ミャンマー人技術者のポテンシャルの高さを説明しなさい。

<問2>フィリピンオフショア開発の将来性を論じなさい。

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ブリッジPM・SE育成 グローバル教育の事例紹介セミナー

オフショア大學が、非公開でレクチャーするつもりだった講演を、関係者のご好意により一般公開することになりました。いろいろ検討した結果、受講料は無料とします。

ただし、誰でも参加できるわけでありません。受講者は人材育成に責任をもつ経営陣・人事・PMO リーダー、PM、部課長に限定します。実際、当セミナーには、現場の技術者が目からうろこを落とすようなすぐに役立つノウハウは含まれません。どうかご了承ください。

ブリッジPM・SE育成 グローバル教育の事例紹介セミナー
http://www.offshoringleaders.com/workshop20151014/

日時:2015年10月14日(水) 18:20-20:20
場所:オフショア大學 新横浜セミナールーム
受講料:無料
対象者:経営陣・人事・PMO リーダー、PM、部課長

オフショア開発人材の育成に悩む方は必見です

・長期ビジネスの視点からオフショア開発の成功要因を分析したい
・部課長の責任で、オフショア人材育成に本気で取り組みたい
・海外でしっかり管理できるPM人材を急速に育成したい
・日本人技術者をオフショア対応のプロフェッショナルにしたい


開催間際の案内で恐縮です。該当者はお気軽にお申し込みください。
よろしくお願いします。

無料→ http://www.offshoringleaders.com/workshop20151014/

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