ミャンマー人出張者の受け入れNG対応

来週の月曜日、ミャンマーオフショア委託先の事業部長と上級技術者が訪日します。

目的は新規プロジェクト立ち上げに伴う顔合わせと知識移転です。

事業部長はこれまで何度も訪日経験がありますが、上級技術者は初訪日とのこと。ちなみに二人とも女性です。

あなたは、日本側のプロジェクトリーダーとしてミャンマー人出張者の受け入れを担当します。この二人をうまく歓待して、パートナーとの信頼関係を築くのがあなたに与えられた重要なミッションです。

初日の夜は、あなたがミャンマー人出張者の歓迎会を主催します。


■ 問いかけ

<問1>初日の歓迎会で出してよい無難な料理と危ない料理を、それぞれ以下の選択肢から1つ以上選びなさい。またその理由を述べなさい。

(a) 中華料理
(b) タイ料理
(c) しゃぶしゃぶ
(d) イタリアン


<問2>来週、会社の近くにあるホテルはどこも満杯で予約がとれません。以下の選択肢から、より好ましい対応と好ましくない対応をそれぞれ1つ以上選びなさい。またその理由を述べなさい。

(a) 会社近くにようやく一部屋だけ確保できたので相部屋にしてもらう
(b) 満員電車を乗り継いで片道45分かけて通う部屋を確保
(c) 比較的混まない路線を使って片道 60分ほど離れた二つのホテルにそれぞれ1部屋ずつ確保
(d) 片道 90分ほど離れた始発駅にあるホテルを確保


参考:須田健太郎(2016)、インバウンド市場の現状と訪日客の特徴、BBT

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オフショア委託国の調査票

「チャイナ・プラス・ワン」はソフトウェア業界でもお馴染みとなった経営用語です。

オフショア開発に馴染んだ大手企業や小回りの利く一部の中小企業では、ベトナムの次の次を見据えたオフショア拠点づくりを検討しています。

よって、「なぜ今さらチャイナ・プラス・ワン?」と訝しむ読者も少なくないはずです。

ところが、世の中には、オフショア開発どころか持ち帰り外部委託ですらままならないソフトウェア企業がたくさんあります。

ある会社のソフトウェア部門では、数年前にいくつかの海外オフショア企業を調査しました。対象国は中国、ベトナム、インドの三大オフショア委託国。

そして今年、改めて海外オフショアの最新動向を調査することになりました。理由はチャイナ・プラス・ワンへの対応です。対象国は前回の三カ国に加えてフィリピン、ミャンマー、その他を考えています。


■ 問いかけ

<問1>あなたは、会社トップから「チャイナ・プラス・ワンに対応するため次世代オフショア委託候補国を調査せよ」と指令を受けました。

中国、ベトナム、インド、フィリピン、ミャンマーの五カ国が調査対象です。

トップからは「PowerPointスライド1枚」にまとめるよう指示を受けています。あなたなら、どうまとめますか?

問いかけのヒントはオフショア大學公式メールマガジンに記載されています。

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新興国で品質保証スタッフ配置

オフショア大學受講者より

当社では中国やベトナムに飽き足らず、最近では新興国の◯◯◯へのオフショア委託準備を進めています。

委託先は資本関係のないパートナーです。先日、委託先からプロジェクトから独立した品質保証スタッフを配置したいと提案がありました。私たちはその提案を好意的に受け取りました。

一方で、対日オフショアに不慣れた新興国◯◯◯で第三者的な品質保証活動がうまくいくのか疑問を持っています。これから予想される展開を踏まえて、当社に助言をいただけますか?

■ 問いかけ

<問1>上記の相談に回答しなさい。

Hints: 過去15年間のオフショア開発の歴史を紐解けば、対日業務に不慣れな新興国ベンダーで品質保証スタッフを配置したらどうなるか、おおよそ推測できると思います。オフショア開発実践セミナーの第一章で扱うテーマです。

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政治と宗教の話はタブー?

オフショア大學受講生との質疑応答より。
(Q. 受講生 A. オフショア大學講師)


Q.海外の方と会話する場合は、政治と宗教の話はタブーと聞きます。事実でしょうか?


A.外国人との会話に不慣れな人は政治や宗教の話題を避けたほうが無難です。とはいえ、必ずしもタブーではありません。

範囲をオフショア開発に限定すると、日本企業は顧客の立場であり、しかも相手は中国とベトナムが大半を占めるので、巷に溢れる「海外=欧米」を前提とするマナー本に書かれた内容を鵜呑みにする必要はありません。

実際、私は、中国IT企業での社内研修でも、わりと気軽に日中の政治対立について議論をふっかけます。日本ではタブー視される皇室や核兵器に関する話題を通じて、日本と中国の文化の違いについて議論を交わしたこともあります。

2012年、例の尖閣問題がピークを迎えた頃、周囲の中国人から「我々のような民間人に尖閣問題は関係ない」と何度も声をかけられました。

ただし、上記はあくまでも、中国のオフショア関係者との交流に限定されます。政府関係者や一般市民との対話ではないことをご承知おきください。


■ 問いかけ

<問1>かつて、私が中国人向け講演で物議をかもした政治的話題を予想しなさい。


<問2>ベトナムIT最大手企業のプロマネを相手に、南沙諸島に関する議論をふっかけることは避けたほうがいい(Y/N)


<問3>ミャンマーIT企業のビルマ人幹部に向かって、アウン・サン・スー・チー氏の批評を述べるのは避けたほうがいい(Y/N)


<問4>インドIT企業の日本語が苦手な現地技術者に対して、クリスマスのお祝いメッセージを送るのは避けたほうがいい(Y/N)


<問5>バングラデシュIT企業との取引を検討する日本企業があります。相手企業の経営幹部に宗教上の留意点を根掘り葉掘り詮索するのは避けたほうがいい(Y/N)

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中国・ベトナム以外の選択肢

オフショア大學受講生との質疑応答より。
(Q. 受講生 A. オフショア大學講師)


Q.アジア圏で中国・ベトナム以外の選択肢は現状どの程度ありますか。今後のオフショア開発の動向についてお聞かせください。


A.中国・ベトナムを含む5カ国が、直近のオフショア発注先として活用されています。案件数の実績順で5カ国を列挙します。

1.中国
2.ベトナム
3.インド
4.フィリピン
5.ミャンマー


一方、オフショア大學受講生から寄せられる関心の度合いで5カ国を並べ替えると、以下の通りです。

1.ベトナム
2.中国
3.ミャンマー
4.インド
5.フィリピン


ミャンマーについて。

これまで「国内はアマチュア水準、腕に覚えがある者は海外出稼ぎ中」がミャンマーの実情を説明する決まり文句でした。近年は、技術者のポテンシャルの高さが、他国と比べてミャンマー最大の利点だといえます。

ミャンマーの詳細は以下の過去記事をご覧ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/cat23591648/


インドについて。

インドはコスト削減のための選択肢ではありません。多くの会社では、インドへは特別な技術力が求められます。コストが度外視される会社も珍しくありません。

インドの詳細は以下の過去記事をご覧ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/cat4292100/


フィリピンについて。

最近本誌ではフィリピンの話題をほとんど扱っていません。


■ 問いかけ

<問1>ミャンマー人技術者のポテンシャルの高さを説明しなさい。

<問2>フィリピンオフショア開発の将来性を論じなさい。

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アジアの現地女性スタッフは日本人をどう感じているか

今週の東洋経済ONLINE [1] で、異文化理解に関する面白い記事を見つけました。

アジアの7カ国の日系企業で働く現地女性スタッフから、「自国の国民性」と「日本人をどう感じながら仕事をしているか」を聞き取り調査。

1. 中国(上海)
2. ベトナム(ホーチミン)
3. ミャンマー(ヤンゴン)
4. タイ(バンコク)
5. マレーシア(クアラルンプール)
6. インドネシア(ジャカルタ)
7. 韓国(ソウル)

まず、聞き取り調査で得られたコメントを列挙します。

(1) 人前でしからないで(日本人上司への不満)
(2) 日本人上司には『ノー』と言ったり、論争したりしてはダメ
(3) 若い日本の男性はすぐに威張って上下をつけたがる
(4) 終日何も食べずに働き、さらに残業までする日本人は???
(5) 集団で仕事をするのが苦手
(6) 会社ではきちんとした人が、飲み会ではハメを外すので唖然
(7) 『すいません』と、どこでも何度でも謝られるのに違和感
(8) ミスをしたら『微笑み』が謝罪のサイン
(9) 時間どころか日付を守る習慣がない、官庁や役所でも
(10) 「私たち国民は勤勉だ!」と言い切る


次いで、該記事を引用しながら、オフショア開発に役立つ情報を補足説明します。


(1) 人前でしからないで(日本人上司への不満)

儒教文化圏の中国・ベトナム・韓国だけではなく、あらゆる国や地域でよくある不満の声です。近年、中国人の面子に関する情報がオフショア現場でも幅広く知られるため、人前で中国人を叱る場面は減りました。

オフショア委託先の外国人を人前で叱った時の反応は、多くの国や地域で共通します。ですが、一部は国や地域ごとに若干異なります。


・共通
猛烈に反論する、子供のように顔をぷくーっとふくらませて露骨に嫌悪感を表す [2]、男女問わず泣き出す [3]

・ベトナム
大きな声で怒鳴られると怯えてシュンとなる。ポカンと頭を叩くなど、すぐに手を出す年配日本人男性が職場の雰囲気をぶち壊す。(韓国工場でもベトナム人作業員がよく殴られて、問題視される)

・ミャンマー
シュンとなって業務放棄。周囲に励まされ明日は元気に出社。


余談ですが、日本人は「褒めてくれない」もアジア圏でよく指摘される類似課題です [4][5] 。オフショア委託先のメンバーは、幼い頃から宝物のように大事に育てられて、社会的地位もそれなりに高いソフトウェア技術者です。

彼らは、子供の頃から過剰に褒められ、おだてられて、すくすくと成長しました。よって、いかにも日本的な厳しい躾による人材マネジメント様式は、アジア出身の技術者には到底受け入れられません [6][7]。


上記ベトナム人の反応に関して、来週のセミナーで詳細解説します。特に、中国との相違点を強調したいと思います。お楽しみに。

後日改めて(2)~(10)を補足説明します。


※参考文献
[1] 7カ国の亜女子が語る、日本人の「ここがムリ」 ~その「常識感覚」にアジアの同僚は辟易かも、東洋経済(2015/5/20)


■ 問いかけ

<問1>聞き取り調査で得られた各コメントが、どの国出身者の発言かそれぞれ予想してみましょう。

(1) 人前でしからないで(日本人上司への不満)
(2) 日本人上司には『ノー』と言ったり、論争したりしてはダメ
(3) 若い日本の男性はすぐに威張って上下をつけたがる
(4) 終日何も食べずに働き、さらに残業までする日本人は???
(5) 集団で仕事をするのが苦手
(6) 会社ではきちんとした人が、飲み会ではハメを外すので唖然
(7) 『すいません』と、どこでも何度でも謝られるのに違和感
(8) ミスをしたら『微笑み』が謝罪のサイン
(9) 時間どころか日付を守る習慣がない、官庁や役所でも
(10) 「私たち国民は勤勉だ!」と言い切る


<問2>上司が部下をあまり褒めないのが日本流。では、仕事中だけではなく日常生活でも、あまり「ありがとう」を言わない、さらに、「すいません」も言わないのは、どの国や地域の特徴でしょうか?


<問3>前記の記事で、自国民を「謙虚で礼儀正しい」と評価する者の出身国はどこでしょうか? [8]


<問4>前記の記事で、自国民は「礼儀が悪い」ときっぱり言う傾向のある者の出身国はどこでしょうか? [8]


<問5>前記の記事で、自国民は「時間にルーズだが、仕方ない」と開き直る傾向のある国や地域はどこでしょうか? [9]


<問6>該記事で、「今日中にこの仕事を仕上げるように」と日本人上司から伝えられたのに、結局その日にやらなかった外国人が紹介されています。その理由を予想しなさい。[10][11]


※参考過去記事

[2] 新型インフルエンザ対策のマスクをさりげなく差し入れ
[3] 信頼する部下からキャリアアップ退職を相談されたら
[4] 叱咤バイアス
[5] 悪い報告の三大悪(隠蔽/嘘/言い訳)
[6] 下積みに耐えられない中国人プログラマに関する5つの仮説
[7] 中国語に「躾」という字はない。整理・整頓から始めよう
[8] 謝罪しない中国人に憤慨・・・、に後から悩む
[9] 親会社とは異なり時間厳守しない海外子会社
[10] 納期切迫しても定時帰宅するブリッジSEを優秀と呼べるか?
[11] 悪意あるメンバーを見分ける方法

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人材流動のまとめ

今日は、自分用の備忘録としたまとめた参考情報一覧を紹介します。


●人材流動

オフショア大學には、海外オフショア委託先の人材流動に関する問い合わせが多数、寄せられます。社内研修後の質疑応答でも、必ずと「転職率の高さに悩む」や「人材流動でノウハウ流出」の声があがります。

しかも、ビジネス誌に載るような経営・戦略論ではなく、具体的な知識や事例、方法論が要求されます。現場で活躍する実務者を満足させないといけないので、質疑応答で一発勝負させられるオフショア大學講師陣は、いつも緊張の連続です。

この秋から来年3月末までに、オフショア大學には、複数の会社からオフショア社内研修の依頼が舞い込んでいます。社会人だけではなく、学生向けのブリッジSE養成講座も予定されています。誠にありがとうございます。

参考までに、過去記事の中から、人材流動に関する話題を無作為に抽出します。


人材流動の激しい中国メンバーと信頼関係を築く法
「信頼関係」の意味は、国や文化によって異なります。全く違う意味になることはありませんが、信頼の拠り所は歴史・宗教観、社会情勢に左右されます。


人材流動が激しい中国でITリテラシ教育は有効か?
被害にあった独立系ベンダーの現場をのぞいてみると、日本人はウイルスを警戒して怪しいメッセージを全て無視したそうですが、一部の中国人従業員が無防備に汚染されたファイルをクリックします。
なにせ、彼らは20代前半の就業経験の乏しい人たちです。知人から届いたメッセージには律儀に反応するそうです。


「お金」が最大の理由で転職
2010年11月現在、中国沿岸部の主要都市では、中堅SEの人材流動が高まっています。理由の1つは「オフショア開発量が増加」したために競合各社で人材争奪が激化するようになったから。ですが、これは、数ある要因の中の1つに過ぎません。


「キャリア機会の追求」に隠された本音
多くの中国人従業員は、学生の頃から勉強熱心で、職場でも技術力向上に対する強い執着心を持ちます。
必ずしも、守銭奴のような「先に金ありき」の精神ばかりではなく、「大学で学んだ技術を即戦力として活かしたい」「寄り道せず一直線に上を目指したい」という内発的な動機要因も見逃せません。


転職する外国人よりも日本人の方がBSEに向いている?
短期の単発プロジェクトなら経験豊富な外国人バイリンガルSEを、長期継続が前提のオフショア開発なら国籍よりもコンピテンシー重視でブリッジSEを選定するとよいでしょう。語学力よりも将来性に着目した能力鑑定が成功の鍵です。


春節明けの人材流出リスク
2013年冬、某人気商品の重要部品を製造するある日系下請け工場では、春節休みを最低限の三日間だけにして製造ラインの稼働率を高めようとしました。工場労働者を田舎に帰省させない・・・との目論見もあったそうです。(アンケートあり)


3月チーム再構築の法則
毎年この時期は、日本の年度末納品にあわせた追い込みに追われます。一方で、年度末は、大量転職によるチーム力低下リスクが顕在化する時期とも重なるため、チームに残留した優秀なリーダーに対しては周囲の想像以上に負荷が集中します。


品質保証室は不人気
監査の形骸化を指摘する声は少なくない。また、中国では品質保証室が不人気だという指摘もある。理由を聞いてみたら、
・キャリアとして確立されていない
・仕事ができない人が配属されるイメージが背景にある
ということだ。


離職面接
さらに調査を進めてみると、他にもこんな面白い要因がある。
・食事の質(社員食堂がまずいせいで暴動が起きた工場もある)
・社員旅行の有無、行き先(海南島に行きたいので転職をとどまる)


ミャンマー訪問記「転職しやすさの国別比較」
ヤンゴン市内の飲食店やサービス業で働く低賃金労働者は、頻繁に転職を繰り返すそうです。さらに、低賃金労働者だけではなく、マネージャー層も子飼いの部下を引き連れて、集団離職する事例が相次いでいます。


ミャンマー訪問記「現地企業のSEは頻繁に転職する」
元気一杯のミャンマー人技術者(ソフトウェア以外も含む)は、祖国で2-3年働くとすぐに海外に出稼ぎに行きます。なぜなら、海外では10倍以上の給与が簡単に手に入るからです。


ミャンマー訪問記「もしミャンマー人SEが離職するなら」
主力である25歳以下のSEは、学生時代に実機によるSoftware開発の訓練をまともに受けていません。よって、残念ながら、同世代の中国人SE(21歳~25歳)と比べて、基礎的な開発経験不足は否めません。


以上、11本を全て読破するとなると、1時間くらいかかるかもしれません。忙しい人は、気になる記事だけさっと目を通して、要点を絞って知識獲得するとよいでしょう。


■ 問いかけ

上記の過去記事を読んで、後の設問に答えなさい。


<問1>一般に、海外オフショア委託先の人材流動によって、どのような問題が発生しますか。本誌過去記事で紹介された失敗事例や悩み相談から、発生頻度の高い問題をいくつか挙げなさい。


<問2>国別の人材流動率を予測しなさい。

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.オフショア委託先で働く女性の立場

最近、オフショア大學に寄せられた質問より。


【問】中国やベトナムなどのオフショア委託先で働く女性の立場について、日本と比較してどのような状況なのでしょうか?


【答】海外オフショア企業の女性SEに限定して解説します。

日本と比べて中国では、女性SEが活躍する場面が圧倒的に多いことが知られています。中国だけでなくベトナムやフィリピンも同様です。ミャンマーにいたっては、男女比が完全に逆転するほど。

大連で活躍するオフショア大学講師によると、当地でも確かに多くの女性SE活躍しているそうです。その一方で、管理職となると途端に数が減ってしまうのも事実。

日本との大きな違いの一つとして、中国では結婚、出産後も子どもを育てながら働き続ける女性従業員が大半を占めることが挙げられます。

中国では夫婦ともにSEとして活躍する姿が目立ちます。オフショア大學の調べによると、夫婦ともにSEの場合、過半数は女性の方の給料が高い傾向があることが分かっています。


余談ですが、ベトナム人女性の気質を知りたいなら「ベトナム 恐妻会」で検索してみてください。 中国人女性との共通点がたくさん見いだせるはずです。オフショア開発の上級者は、ベトナム女性と中国人女性との違いに着目するとよいでしょう。


■ 問いかけ

<問1>中国オフショア企業では、SE同士の結婚が目立ちます。一体なぜでしょうか。


<問2>中国やベトナムのオフショア企業にも、男尊女卑の感覚がある(Y/N)


<問3>オフショア委託先の現地時間、金曜の午後3時、日本から緊急の障害対応依頼がオフショア側リーダー(男性)に届きました。


日本「お客様先で原因不明の障害が発生しました。ただちに、ソースコード全体を見なおして、障害切り分けを実施してください」

海外「こちら側のバグはないと思います。我々が直接担当した部分は見直しますが、ソースコード全体の見直しは日本側でよろしいでしょうか?」

日本「いや、日本側メンバーは客先に出向いて、ネットワーク設定とデータ復旧作業に集中しています。申し訳ないが、まずは障害発生箇所の特定をオフショア側でやってもらえないか。お客様が困っているのだ」

日本側との窓口を務める海外オフショア側リーダーは、この状況に困り果てました。なぜなら、この日は妻(彼女)の誕生日であり、定時にはきっかり帰宅すると約束しているからです。

ここで、当リーダーは、日本側の言い分も十分に理解できていると仮定します。さらに、ソースコード全体を見直し、障害を切り分ける作業は、日本で実施するよりも海外オフショア側で実施する方が効率的なのも事実だと仮定します。


この男性リーダーが中国人の場合とベトナム人の場合、それぞれどのような反応を示すでしょうか。男性リーダーの言動にどのような違いが生じるのかを論じなさい。一般論でもいいし、あなたの周囲の特定人物を想定しても構いません。自由に発想しなさい。

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日本都合による緊急事態にミャンマー人は残業対応するか

久しぶりにミャンマーの話題をお届けします。


日本人の残業癖は、設立間もないヤンゴンの日系オフショア企業でさえも広く知られています。ミャンマー人技術者向け社内講義で、私が苦笑いしながら、以下の日本的商習慣を紹介しました。


日「皆さんご存知の通り、日本人は残業が大好きですね」
緬「(一斉に笑い)」

日「日本人が残業するのは、なぜですか?」
緬「ストレス解消ですか?」
日「いいえ違います。最もよくある理由は、他の人が残業しているからです。自分が暇でも、他の人が忙しく残業していたら、一緒に会社に居残る可能性があります。ミャンマー人のみなさんには全く理解できない行動でしょう」

緬「残業ばかりすると、家族は大変だと思いますが?」
日「大変よい質問です。もちろん、家族は大事ですが、家庭と同等かそれ以上に職場で責任を果たすことを優先します。皆さんの親会社のような大企業に務める日本人にとって、会社の仲間はもうひとつの家族のような存在です。よって、会社に居残ることに、さほど抵抗感はありません。やはり、皆さんには理解し難い発想ですね」

緬「新婚さんは? 家に残された配偶者はかわいそうです」
日「会社の規模や年齢によって考え方に差があります。最近の日本の若者は、どちらかと言えばミャンマー人の皆さんと近い感覚を持っています。前出するように、大企業に務める年配の男性従業員は、家庭を顧みず会社に命を捧げる傾向が強いと思います」

緬「日本は離婚が多いと聞いていますが、本当ですか?」
日「・・・(笑)」

ビルマ語の数字

■ 問いかけ

今日もオフショア開発で「あるある」四択問題を出題します。


<問1>オフショア開発プロジェクトにて日本都合による緊急事態が発生した際、ミャンマー人技術者は好んで休日出勤し、残業対応しますか?(Y/N)

あなたのご意見に最も近い選択肢を下記から1つ選んでクリックしなさい。クリック1発でアンケート回答できます。個人情報は一切不要。

Yes: わりと素直に休日出勤を含めて残業対応する
Yes: いやいやながら残業対応には応じる
No: 土日出勤は相当嫌がるが、平日残業には応じる
No: 土日出勤は断固拒否、平日残業にはしぶしぶ応じる
Yes/No不明。雰囲気やノリで決まる
その他

結果を見る

締切:2014年07月17日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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パートナー選定基準-社風、分野、事業拡張性

オフショア大學受講生との質疑応答より。
(Q. 受講生 A. オフショア大學講師)


Q.新たなオフショアパートナーを見つける際のCheckPoint(例えば、数社比較を行い評価するノウハウ)があればご教示頂きたい。


A.(前号の続き

・会社の規模感
・委託ソフトウェアの規模感
・交流言語


・社風/企業文化

100名未満のオフショア委託先に社風はありません。あるとすれば、社風=社長の人柄。技術出身で、いまだに現場稼働する社長が率いる組織と、営業・政府人脈が得意な社長が率いる組織の風土はまるで違います。

同様に、英語が得意で独自技術に誇りを持つ社長が率いる組織と、日本語が得意で在日経験を売りとする元技術者の社長が率いる組織も、全く違います。

オフショア大學のM講師は、自社とオフショア委託先の相性を確認するために小規模プロジェクトのお試し発注を推奨しています。ちなみに、CMMiやISO 等の各種規格の実績は、思ったほど社風には影響しません。


・技術/分野/ツール

対象となる技術、分野、利用ツールによってオフショア委託先の選択は異なります。ただし、これまでに紹介した規模感/言語/社風と比べるとCheckPointsとしての重要度は下がります。

実際、オフショア委託先が自称する「経験あり」は、ほとんど信用できません。例えば、3年前に、既に退社した元社員が担当した、詳細設計に従うだけのモジュール作成を「金融分野経験あり」と自称しているかもしれません。

現在保有する定量的能力や実績よりも、将来の成果につながる定性的能力を重視すべきです。


・発注量と継続性

小規模かつ単発委託が前提なら、コスト削減を目的とするオフショア開発は辞めたほうがよいでしょう。コスト削減以外の目的、例えば、国内では到底無理と思われる下流工程の急速人海戦術を期待するなら、コストを度外視したオフショア活用で活路を見いだせるかもしれません。

どうしても、小規模かつ単発プロジェクトのオフショア委託でコスト削減を狙いたいなら、将来の「ラボ契約」をちらつかせたニンジン作成が効果的です。日本国内でも、非人道的な活動が横行するソフトウェア多重下請け業務なので、多少のハッタリなら気にすることはありません。そのうち、オフショア委託先の方が、そのうちより強力なハッタリをかましてくるはずなので。

発注量と継続性を天秤にかけるなら、継続性の方がよりオフショア開発の成功に寄与します。たとえ小規模でも、1年以上、継続してオフショア委託する仕事量があるなら、戦略パートナーとしてオフショア委託先の持続的成長を支援する選択もあり得ます。


・オフショア以外の事業拡張性

「コスト削減が主目的」を信条とする会社と「将来の海外市場開展開を見据えたい」を戦略とする会社は、オフショア委託先の選択がまるで異なります。


■ 問いかけ

<問1>一般に、海外オフショア企業が実績として誇るCMMiやISO は思ったほど社風に影響しません。一体なぜでしょうか。


<問2>発注量と継続性を天秤にかけるなら、継続性の方がよりオフショア開発の成功に寄与する。この主張に同意しますか?


<問3>将来、海外市場の内需案件を狙いたいなら、どのようなオフショア委託先を選択すべきでしょうか。国や地域別に検討しなさい。


<問4>将来、オフショア委託先で自主製品開発を狙いたいなら、どのようなオフショア委託先を選択すべきでしょうか。国や地域別に検討しなさい。

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