サニタイジング処理(sanitizing)をやらないインド技術者

お祭り期間中は散髪しないインド人技術者への対応
7月下旬から8月下旬にかけて、ヒンズー教のお祭り Shravan Month がやってきます。この期間、一部のインド人は散髪を避けるそうです。私は、お祭り期間に入る直前の休日に、慌ててインド人技術者の仲間を理容店へ案内しました。

参照) http://www.ai-coach.com/backno/cip0898.html


Dsc00790

●日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。

~インド現場便り vol.11~

日本のITベンダと開発する場合、設計書にわざわざ明記しなくとも暗黙の了解として開発ベンダ側の作業と決まっているものがあります。例えばWEB開発のクロスサイトスクリプティング(XSS)対策としてのサニタイジング処理(sanitizing: 無害化)が該当します。

しかしながら、オフショア開発では、作業項目や作業分担に明示し、事前に確認する必要があります。日本側からすれば、WEB開発時におけるサニタイジング処理は当然で、わざわざ明確化しなくとも考慮できないのはプロフェッショナルではないと思われるかも知れません。一方、インド人技術者にとって、作業分担を明確にしない発注者は、プロフェッショナルでないと感じる事が多いのです。

日本では、“宗教上”の理由で1ヶ月間も散髪を自粛するなんて考えられませんが、他の国や地域では現実に起こりえます。オフショア開発では、暗黙の前提や制約条件が違うという事を肝に銘じておかねばなりません。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

プロフェッショナルに対する日印の認識の違いの一例。

日本企業の発注者
「プロのIT企業なら、仕様書の行間を読んで最適解を提案すべき」

インド企業のIT技術者
「プロの発注者なら、仕様・役割分担と責任範囲を明確化すべき」


あなたの組織と海外拠点との間には、“プロフェッショナル”に対する認識の違いは存在しますか?

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お祭り期間中は散髪しないインド人技術者への対応

Shravan Month 2008 - the Holy month of Festivals
Shravan Month Shravan Month

From July 19 to August 16, the month of Shravan is the fifth month of the Hindu calender beginning from Chaitra, and is the most auspicious month of the Chaturmas.
http://www.rudraksha-ratna.com/shravan-month.html

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.10~

ただいま、3ヵ月間の予定で初来日したインド人技術者と一緒に開発を進めています。7月下旬から8月下旬にかけて、ヒンズー教のお祭り Shravan Month がやってきます。

この期間、一部のインド人は散髪を避けるそうです。私は、お祭り期間に入る直前の休日に、慌ててインド人技術者の仲間を理容店へ案内しました。

文化的な違いについては細心の注意を払います。ちょっとでも違和感を覚えた時は、何でも話し合うように決めています。インドオフショア開発では、相互理解を深めようとする姿勢が大切です。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたの職場に、下記の考えを持つ外国人技術者が期間限定で配置されました。あなたなら、どうする?

「客先でも、お化粧しない中国人ブリッジSE(女)」
「宗教上の理由から1ヵ月間散髪しないインド人(男)」

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日印両拠点が稼動する時間帯の使い方

インドオフショア開発の長い一日

(1) 日本側のみ稼動する時間帯
(2) 日本側/インド側、両拠点が稼動する時間帯
(3) インド側のみ稼動する時間帯


日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.9~

【インドオフショア開発における時差(3.5H)】

インドと日本の間には3時間半の時差があります。日本時間13時頃にインド側の始業時刻となり、日本時間22時頃にインド側は終業時刻を迎えます。

インドオフショア開発では、一日の稼働時間を大きく3つに分類します。

(1) 日本側のみ稼動する時間帯
(2) 日本側/インド側、両拠点が稼動する時間帯
(3) インド側のみ稼動する時間帯


【時間帯特性の解説】

(2) 日本側/インド側、両拠点が稼動する時間帯

インド側では、日本からのフィードバックを確認。日本側とインド側両方で必要な打合せを実施。さらに、緊急度の高いQ&Aに対応。


(3) インド側のみの稼動時間帯
 (日本時間18:00~21:30 インド時間14:30~18:00)

インド側では引き続き通常業務に取り組みます。そして、一日の終わりには、その日の進捗状況、成果物ならびにQ&A票を日本側にメールして帰宅。


このように、日本側とインド側に効率よく作業を配置する事で、総稼動時間を標準8時間から標準12時間30分に拡張できます。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

提出期限など“時刻”について話し合う時には、必ず日本時間なのかインド時間なのかを明言します。可能なら、両国の時間帯を併記します。

「今週の金曜日終日までにお願いします」

ではなく、

「金曜日の日本時間の終日、インド時間14:30までにお願い」

と明確に指定します。誰もが一度ははまってしまう単純ミスです。
単純ですが、いざ実行しようとすると意外に面倒なのがミソです。


ここでいつもの問いかけ。

オフショア開発プロジェクトで、時刻指定に関する単純ミスを避けるためのフールプルーフ(fool proof)な仕掛けを1つ考えなさい。


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インドオフショア開発、日本側のみ稼動する時間帯の使い方

インドオフショア開発の長い一日

(1) 日本側のみ稼動する時間帯
(2) 日本側/インド側、両拠点が稼動する時間帯
(3) インド側のみ稼動する時間帯


日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.8~

【インドオフショア開発における時差(3.5H)】

インドと日本の間には3時間半の時差があります。日本時間13時頃にインド側の始業時刻となり、日本時間22時頃にインド側は終業時刻を迎えます。

インドオフショア開発では、一日の稼働時間を大きく3つに分類します。

(1) 日本側のみ稼動する時間帯
(2) 日本側/インド側、両拠点が稼動する時間帯
(3) インド側のみ稼動する時間帯


効率的に作業を実施するには3つの時間帯の特性を考慮し、作業を配置する必要があります。以下に1つの一例を記載します。


【時間帯特性の解説】

(1) 日本側のみ稼動する時間帯
 (日本時間9:00~12:30 インド時間5:30~9:00)

日本側ではインドから報告された前日の進捗状況を確認。さらに、成果物をレビューして、Q&A票に回答します。そして、日本 時間13:00までに、日本からインドへメールにてフィードバックします。

(2) ・・・つづく

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
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■問いかけ

インドとのオフショア開発を実施する日本企業では、時差を考慮して昼食時間を13:00以降にずらすべきでしょうか?

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バグ管理システム(Bug Tracking System:BTS)

BTS導入実績あり
評判が良いものとしては Mantis である。環境構築も比較的容易であり、インドオフショア開発に欠かせない三機能を網羅しています。

Mantis Bug Tracker
http://www.mantisbt.org/
PHP、WebServer (apache、IIS)、MySQLにて動作。Windows、OS/2、MacOS、Unix互換OSにて稼動可能


日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.7~

最近は、インドオフショア開発でも使えるオープンソースの開発支援Toolが増えました。今回はバグ管理システム(Bug Tracking System:BTS)の話題を紹介します。

インドオフショア開発では、日本側とインド側の双方からバグが報告されます。なぜなら、単体テスト及び結合テストはインド側、運用テスト&クライアントテストは日本側で実施される事が多いからです。

従来、MS-Excelで作成した管理シートを共有サーバ上で(もしくはメールで)運用しましたが、その管理はとても煩雑でした。そこでバグ管理システムの出番となります。双方で正確に伝達し修正する為に、以下の3つの機能が重要です。

1.メール通知機能がある事 
バグが報告された事をメールにて確実に伝える為

2.添付ファイル機能がある事
画面ハードコピーなどで、視覚的にバグ現象を伝える為

3.画面インターフェースが日本語/英語のマルチ対応している事

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
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■問いかけ

オフショア開発の立ち上げ期には、OJT と称して若い外国人プログラマにバグ管理システム(Bug Tracking System:BTS)を作らせることがあります。実際には「使えないシステム」として、ゴミ箱へ直行なんてことも珍しくありません。なぜだと思いますか?


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実費精算契約(time and material contract)が望ましい局面

概算予算確保のための「どんぶり勘定」は悪習か?

問1
概算予算確保のための「どんぶり勘定」の依頼は、日本独特の商習慣だと思いますか?

問2
オフショア開発に積極推進する組織では、「どんぶり勘定」を極力なくすべきだと思いますか?


(本誌発行人)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.6~

どんぶり勘定をオフショア側に押し付けても、ろくな事がありません。プロジェクト中盤で要件が変更し、再見積や金額交渉が発生した場合、その交渉に時間ばかりが過ぎてしまい、プロジェクトは泥沼化してしまう可能性が高くなってしまいます。

どんぶり勘定が世界基準であれば、インド企業にも強要できるでしょう。ですが、残念ながら日本だけのローカル文化なのです。牛丼チェーン店等は海外に進出していますが、日本IT業界のどんぶり勘定文化は間違いなく、世界標準にはならないでしょう。

要件定義が曖昧な時点では、オフショア側とは実費精算契約(time and material contract)等にすべきです。オンサイトチームを構築するなどし、要件定義&仕様が明確化した後、見積もりを実施した方がお互い納得でき、よい結果につながると思います。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ


今日の本文から、事実と憶測をそれぞれ抽出しなさい。

回答例
どんぶり勘定が日本だけのローカル文化である」という主張は、一見もっともらしいが、事実を裏付ける証拠が提示されていないため、この段階では憶測に過ぎない。

あなたは、いくつ憶測部分を見つけられましたか。

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概算予算確保のための「どんぶり勘定」

丼飯はインド人技術者に好評だが
昼食時、一緒に働くインド人技術者とよく某天丼屋に行きます。特に野菜天丼は人気があります。インド人にも人気のどんぶり食文化ですが、日本IT業界のどんぶり勘定文化はインドオフショア開発にはあいません。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.5~

日本版SOX 法内部統制や工事進行基準が話題になっていますが、現場では要件定義が曖昧なまま「概算予算確保の為、ざっくり見積って下さい」なんて会話が飛び交っているのではないでしょうか。

日本IT開発ベンダーでは、見積前提条件の欄に条件を書き加え見積もりを提出しているベンダーも多いと思います。対オフショアIT開発ベンダーとは以下のような会話がなされているかもしれません。


【日本側ユーザとインドオフショア開発ベンダーとの会話より】

――要件定義は今実施しているのですが、スケジュールが決定しており、至急体制を組みたいので先ずは概算予算確保の為、ざっくり見積って下さい.

◆リスクが大きい為、現時点では見積もりはできません。


――日本IT開発ベンダーなら1週間で見積るよ。そんなことではオフショアは検討できません。

◆・・・・・・(沈黙)


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

問1
概算予算確保のための「どんぶり勘定」の依頼は、日本独特の商習慣だと思いますか?

問2
オフショア開発に積極推進する組織では、「どんぶり勘定」を極力なくすべきだと思いますか?


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元TOEICスコア230点でもインドオフショア開発で活躍

ホーム アンド アウェイ
ネイティブ言語を使う場合は、ネイティブ側が会話に責任を負うべきであると思う。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.4~

日本人エンジニアの英語力が低いといわれている根拠にTOEIC スコアがあるが、TOEIC 受験者数の過半数が日本人であるというのも事実である "※TOEIC Newsletter 89号(2005年1月)" 。

※TOEICテスト公式データ
http://www.toeic.or.jp/sys/letter/News89_7111.pdf

インド人のエンジニアにTOEICテストは知っているか? と聞いても存在すら知らない事が多い。筆者がインドオフショア開発に携わる以前のTOEICスコアは230点であった。

一般的な日本で英語教育を受け(日本の英語教育がどうであるかという議論はあるが・・・)、その後場慣れする場があり、場慣れしただけなのである。

また追記しておくべき事として、英語には大なり小なり母国語のアクセントが影響してくるが、筆者はインドの英語アクセンスに場慣れしてきたので、その他の国の英語のアクセントは慣れていない。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたは、オフショア開発の成功に必要な英語力を持っていますか。この問いかけのキモは、ある”能力”をどのように定義するかにかかっています。能力を2つに大別して、考察するとよいでしょう。

1.現在持っている知識、技能
2.将来に渡り成果を発揮しつづけるだろう能力

例えば、英語が流暢にしゃべれるからといって、誰もが国際ビジネスで活躍できるわけではありません。能力1があっても、能力2が不足しているからです。


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インド人相手に必要な英語力

非母国語同士の英語コミュニケーション
日本語で話すとどうしても日本語ネイティブ側が、優位に立ってしまう傾向にあると感じる。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.3~

一般的に日本人エンジニアの英語力は低いと言われている。そして英語ができる日本エンジニアは希少であると言う観点からバイリンガルエンジニアなどともてはやされる。バイリンガルエンジニア専門ジョブサイトなども最近電車の中吊り広告で見かける。

しかし本当に日本人エンジニアの英語力は押並べて低いのであろうか。筆者はそうは思わない。少なくとも義務教育時代より英語を学習してきている。またエンジニアは少なくともコーディングは英語で実施している。コーディング時のエラーメッセージ等も英語である。

英語で会話をするという観点で場慣れしていないだけではないか。場慣れする場がないだけではないか?ここで言う、場慣れとは、英語で仕様等の打合せを実施する、QAのやり取りをする、メールのやり取りをする、電話をするといったことを指す。

筆者はインドオフショア開発に携わって2年(内1年間は現地滞在)程が経過するが、現在はインドエンジニアと英語で仕様及びプロジェクトに関わる事について会話するのはあまり苦労しない。またインドオフショア開発を行う上では、英語でコミュニケーションしたほうが断然うまくいくと感じている。

2年以上日本で日本語を使い仕事をしたインド人エンジニアとも、日本語で話すより、英語で会話するほうがお互いしっくり来る。英語はお互いネイティブ言語ではないと言う所がポイントではないか。日本語で話すとどうしても日本語ネイティブ側が、優位に立ってしまう傾向にあると感じるからだ。逆にネイティブ言語を使う場合は、ネイティブ側が会話に責任を負うべきであると思う。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
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■成功の勘所

日本人の英語下手は隠しようのない事実です。では、日本人IT技術者も英語下手だと簡単に結論づけられるでしょうか。平均的な日本人IT技術者は、オフショア開発の成功に必要な英語力を備えていると思いませんか。

オフショア開発の成功に必要な英語力を定義して、上記問いに答えなさい。

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印刷設定への配慮は過剰サービスか?

新興国ならでは
インド開発現場には、電子データに印刷設定をするという習慣もない。またエクセル等を印刷した際のことを考慮し、罫線を引くということもあまりしない。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.2~

多くの日本人エンジニアは印刷設定のことを考慮せずに、ユーザに送付するのは失礼と感じている人も多いだろう。しかしプリントアウト前提の考え方は問題あるのではないか?

われわれ日本人エンジニアはインド開発現場を見習うべきではないと感じる。ペーパレス化はインド開発現場の方が浸透しているのではないかと感じる。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
http://www.softbridge.jp


読者からのご意見

・仕様書作成でも「印刷」を考慮したデザインは重要ですね。赤・青・黄等の色を駆使して、「カッコいい&分かりやすい」仕様書を作って出張しても、仕様書説明ではモノクロ印刷のものを持っているPG君達。「赤い線が指す部分は」「青いエリアは」なんて説明しても、自分以外はみんなグレーだったり(笑


・弊社では、新人の時からプレビューの確認を徹底するよう指導しています。それは会議やレビュー作業の際、紙を配布、紙で確認する文化だからです。膨大なドキュメント量を画面で確認していくのが辛く、紙に出して確認する方が楽だからです。私自身も変える見込みが立ちません。


■問いかけ

あなたの周囲を見回して、紙資料を確認してください。無駄に印刷されたMS-Office などの資料はありませんか。たまに、電子データの印刷設定を無駄と思うことはありませんか。ペーパーレス化について、日本はオフショア拠点に学ぶべきだと思いますか?

◆そう思う
◆そう思わない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2008年06月26日23時00分
協力:クリックアンケート

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紙出力の習慣がないインドでは、エクセル印刷時の考慮なし

新興国ならでは
インド開発現場には、電子データに印刷設定をするという習慣もない。またエクセル等を印刷した際のことを考慮し、罫線を引くということもあまりしない。
(インド開発現場/日本人SE)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.1~

現在、私は日本の開発現場で勤務している。周りの多くの日本人エンジニアは設計書をプリントアウトして開発をしている。これはすなわちプリントアウト版と電子データ版との文章2重管理である。ここで問題なのが、変更が入った場合である(開発フェーズに入ったら原則設計書に変更すべきではないのだが・・・)。

変更が入ったら再度プリントアウトするのである。しかしプロジェクトも忙しくなってくると、この2重管理でギャップが生じる場合も度々ある。

一方、インド開発現場では設計書等をプリントアウトするという習慣が殆んどない。開発者は全てパソコン上で確認する。従って上記のような問題は生じない。

しかし電子データに印刷設定をするという習慣もない。またエクセル等を印刷した際のことを考慮し、罫線を引くということもあまりしない。そもそも特定のPC以外はプリンタがインストールされていないので、ワード&エクセル等の印刷プレビューボタンがグレーアウトしているのである。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたの会社で、MS-Office などの電子文書が印刷配布されることを考慮しながら作成される工数と効果の関係を洗い出しなさい。無意味な作業はなくすべき。有意義な作業なら継続・改善すればよい。

文責:幸地司(オフショア大學)

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インドIT技術者は日本語を学ぶ意欲に欠けるか?

ベトナム人IT技術者は日本語を学ぶ意欲に欠けるか?
いいえ。ベトナム人は非常に向上心が高く真面目に勉強するので、勝手にスキルアップをしていきます。終業後に自分の伸ばしたい分野の専門学校に行く技術者も多くいます。

本誌 第811号より
http://www.ai-coach.com/backno/cip0811.html


オフショア開発PRESS特集2、インドとベトナムの最新記事より。


――インドの日本語人材の数は?

◆2006年、インドの日本語能力検定試験の受験者数は5,368人。人口が10分の1以下のベトナムよりも、受験者数は少ないです。


――ハッキリ言って、インドIT企業は、日本語対応するつもりはないと考えてよろしいですか?

◆インドが日本に歩み寄る姿勢がないと決めつけるのは間違いです。そうではなくて、インド人技術者に難しい日本語をきちんと理解させる努力よりも、日本人が英語でコミュニケーションするように努力する方が効率的ではないでしょうか。それは、意識の問題ではなく、語学学習の費用対効果で判断すべきです。


――ベトナム企業も、本音としては日本語よりも英語の仕事を好むのではないでしょうか?

◆一概にそうとも言い切れません。実は、元々ベトナムは漢字文化から発展した国であり、中国の影響を非常に強く受けています。現在の公用語はベトナム語ですが、その多くは漢字に由来する言葉です。日本語と似た発音のベトナム語も多くあります。

「注意→チューイー」
「公安→コンアン」
「日記→ニャッキ」
「準備→チュアンビ」など。


――では、ベトナム人技術者は、漢字を読めますか?

◆中国人との比較において、ベトナム人は漢字を読めるとはとてもいえません。ベトナム語の表記については、フランス支配時に普及した、アルファベットに似たクオックグーと言われるものです。外国人にとってはほとんどの文字を(発音は別にして)そのまま読むことが可能と言えます。多くのベトナム人が自身の漢字名を知っていることから、漢字文化にもアルファベット文化にも親和性の高い国であることが伺えます。


■成功の勘所

アンケート掲示板によると、中国オフショア開発では、専門性の低い「ただの日本語通訳」は不要である。しかしながら、漢字が読めないインドやベトナムでは若干事情が異なるようだ。

インドIT大手は「学びながら働くという意識を保てる環境」の整備に力を注いでいる。会社の敷地を大学と同じように「キャンパス」と呼び、充実した研修プログラムに加え、研修センター、図書館や自習室などの教育施設も完備するという。

新3K職といわれる日本人IT技術者に、「英語を学べ!」「もっと自己啓発せよ!」と煽るのは酷な話か。

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インドITは技術力をアピールするも顧客の心に届かず

インドIT向けのドキュメントは日本語ですか。英語ですか。
お客様からは日本語でもらいますが、我々が納品する資料はすべて英語です。英語はエンジニアが書きます。開発をするときには英語を使っています。お客様とコミュニケーションをするときには日本語を使っていますので、お客様からみると、日本語でプロジェクトが進んでいるように見えますが、基本は英語です。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その4(最終回)。


――貴社の営業体制では、日本市場の開拓は難しいのでは?

◆日本企業は、プロジェクトを人月で見積もってアウトソーシングします。もしも、途中で修正がはいり、予定よりも1.5倍も工数オーバーしても追加請求は難しいでしょう。インドでは、10人月で請けた仕事は、特別な瑕疵がない限りは基本的には10人月で終わりです。逆にお聞きします。我々はどうすれば、よいでしょうか?


――私がお客様なら、規模が小さくて、高度な技術力が求められない案件は中国を選択します。インドの強みは、欧米市場で評価された高い技術力と運用実績ではないでしょうか。これからは、オペレーション分野のアウトソーシングが増えるでしょう。そのとき、インドの強みが発揮されると思います。

◆インドIT企業は、技術力のアピールは得意ですが、プロジェクト管理やセキュリティ対策、運用については殆ど言及しません。出来て当然だと思っているからです。


――中国ベンダとは対照的な営業スタイルですね。念のため、日本では、今後もコスト削減がオフショア開発の主目的であることは変わりません。日本企業のトップマネジメントの綺麗事と現場プロマネの本音は大きく乖離しています。

◆インドでは、技術者の判断が最優先されます。プロマネが「出来ない」と判断したら、インドの営業はお客様にお断りしなくてはいけません。我々は、約束は必ず守ります。出来ない約束はしません。


――ところで、コミュニケーションの問題はどのように解決しましたか?

◆東京の当社開発拠点に1名、インド拠点に3名の体制です。インド側の3名は日本語が全く分かりません。ですので、毎日1時間くらいテレビ会議をつないで、日本拠点のインド人PLと相談しました。


――ドキュメントは日本語ですか、それとも英語ですか。

◆お客様からは日本語でもらいますが、我々が納品する資料はすべて英語です。英語はエンジニアが書きます。開発をするときには英語を使っています。お客様とコミュニケーションをするときには日本語を使っていますので、お客様からみると、日本語でプロジェクトが進んでいるように見えますが、基本は英語です。


■成功の勘所

二人のインド人を相手に3時間に渡るロングインタビューを敢行。中国との比較対照を頭に置きながら、激しく議論を交わした。インドIT企業の優位性と劣位性を以下にまとめる。


【中国と比べてインドITの優れた点】

・圧倒的な技術力の高さ
・作りっぱなしではなく、保守運用、各種ITサービスの経験も豊富
・実践経験が豊富なプロジェクトマネージャーが多数存在


【中国と比べてインドITが劣る点】

・日本市場の顧客心理を知らなさすぎ
・日本市場に適応させる意欲が弱い

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AccountingではなくFinanceの観点から検討すべき

日本市場の開拓で、最も苦労することは何でしょうか?
日本の会社は、アウトソーシングをすると決めるまでの時間が長いです。米国では、今日話をすれば、来週、遅くても1ヶ月後には、仕事をするのか、しないのか、結果がでます。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その3。


――営業で苦労されていますね。

◆日本企業は、コスト削減にばかり気が向いて、人月単価だけで発注先を判断しがちです。米国企業は、自社の得意分野に資源を集中させますが、出来ない分野は躊躇なくアウトソーシングします。この際、米国企業は、人月単価が安いかどうかを気にしません。


――日本のお客様への要望などありますか。

◆要望は2点あります。1点目は継続性です。最低でも6ヶ月、できれば1年以上の長期契約を望みます。長期契約することで、メンバーが固定され、技術や経験がどんどん蓄積されます。

2点目は、人件費の削減ではなく、事業全体の損益からアウトソーシングを判断していただきたいです。資材部の発想でアウトソーシングを考えて欲しくありません。Accountingではなく、Financeの観点から意思決定すべきだと思います。

◆日本のお客様は、当社やインドIT企業の得意分野を早く見極めて欲しいです。洗練された設計手法と開発支援ツールを活用すれば、日本側が設計に専念して、インドは検証作業を同時並行で進めることは可能。


――貴社のやり方では、日本市場の開拓は難しいのでは?

・・・・・・(続く)


■成功の勘所

米国とインドの間では、AccountingではなくFinanceの観点からアウトソーシング可否の意思決定がなされる。つまり、開発費がどれだけ削減されるかではなく、時間軸や市場動向を踏まえた投資判断からアウトソーシングが検討される。

正味現在価値を知らないと、恐らくこの議論の本質は理解できないだろう。「オフショア開発によって期間短縮されました!」との声が日本で聞かれないのは寂しい。Finance的な考察では、時間がとても重要。(それと割引率も)

ただし、本誌では、米国式が100%正しく、日本式は全て間違っていると暴論を吐くつもりはない。


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インド企業のプロマネは中国企業より5~10歳も年上

プロジェクトマネージャーに昇格するには何年の経験が必要か?
当社では、12年ほどの経験が普通です。PLの年齢は30歳から35歳くらいです。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その2。


――プロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャーの違いは?

◆当社では、新卒の未経験者はエンジニア(engineer)からスタートします。5~8年の実務経験を積むとモジュールリーダー(module leader)に昇格します。モジュールリーダーは、10名程度の小集団をまとめます。

次は、プロジェクトリーダーです。リーダーになると10~20を1人で担当します。年齢は、35歳から40歳あたりが多いです。

プロジェクトリーダーを5年ほど経験した後に、ようやくプロジェクトマネージャーに昇格します。年齢は、40歳以上が中心。1人のプロマネの配下に1~4名のリーダーがつきます。理想のプロジェクトチームの規模は、30~50名です。

最後は、複数のプロジェクトを担当するプログラムマネージャー(program manager)です。年齢は、45歳以上となります。


――今回、日本でお客様との窓口となる方の職位は?

◆彼は、プロジェクトリーダーです。年齢は30前だったと思います。プロジェクトマネージャーは、インド側にいます。総勢4名チームと規模は小さいです。本件はインド側に技術提案が期待されているので、プロジェクトは全てインド拠点がコントロールします。


■成功の勘所

インドIT企業の取材中、私は何度も担当者の年齢を問うた。さらに、しつこく、インド人IT技術者の昇格基準を具体的に数値で確認した。インタビュー中に感じた中国とインドの違いが2点ある。

・インド企業のプロマネの年齢層は、中国より5~10歳も高い

・インドIT企業では、プロマネの上に技術者のゴールとして"プログラムマネージャー"職を用意している。中国には少ない。

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3分の1の開発期間で製品リリースしたインドIT企業

提案プロセスにおいて、日本とアメリカとの違いは何ですか?
言葉の違いはありますが、プロセスの違いはありません。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。


――日本のお客様とアメリカのお客様との違いは?

◆一番の違いは、仕様書の精度です。今回、日本のお客様からは、わずか10ページの仕様書しか提供されませんでした。それを我々が作り直して、お客様に再提案します。それを一週間に1回くらい繰り返します。

アメリカでも仕様書がない場合があります。例えば、ベンチャー企業が製品発売を市場にコミットしたにも関わらず、時間が足りない場合。ただし、ODC(Offshore Development Center=ラボ契約)が多いです。

あるプロジェクトでは、米国ベンチャーの技術担当副社長が設計段階からインドに駐在して、ラボ要員を自社従業員のように使って製品開発を成功させました。


■成功の勘所

2007年、日本市場に参入した取材先のインドIT企業では、仕様書がない状態からスタートしたにも関わらず、日本ベンダーが見積もった3分の1以下の開発期間で製品α版をリリースしたという。

実は、過去に類似製品の開発経験があったからこそ成し遂げられた芸当であると明かしてくれた。経験豊富な彼らですら、日本市場でよくある仕様書がない状態でのスクラッチ開発では、短期開発は不可能だと断言する。


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世界一のサービス拠点になるインド

インドのオフショア開発はリスクが大きい??
日本でのそんな見方を尻目に、オフショア開発の一大拠点であるインドが、世界のサービス拠点へと変わり始めた。

(日経コンピュータ 2007/2/5号 p70)

最新の日経コンピュータ誌(2007/2/5号)より。

インドのオフショア開発・運用やアウトソーシングを含むITサービスのインドの輸出額は、2005年度(3月期)に前年度比33%の236億ドル。2010年度には平均25%増が続き600億ドルにまで拡大すると予測する。
・・・

インドITベンダーで働くある日本人技術者は、「毎年毎年『今年こそ花開く』といい続けている。だが、ブリッジ役となる日本人は、日本企業とインドの開発拠点との板ばさみになって疲弊し、次々と辞めていく」と明かす。
・・・

インド側でも、日本の業務ノウハウの蓄積に向けた対策が進む。
・・・

"オフショア後進国"の日本企業は、ソフト開発からサービス提供への変革のうねりを見誤ると、市場での競争力をも失いかねない。

昨日の記事では、


NECは中国での開発要員を2009年度に今年度より3,000人多い7,000人に増やす。

と紹介したばかりだが、日経コンピュータによると、

インドIBMの従業員数は、1995年の4000人から2006年には4万3000人に到達した

とある。単純に比較すると、実に10倍以上の開きである。恐るべしインド・オフショアリング。


■成功の勘所

「今さら何を騒いでるの?」といった感のあるインド特集記事ではあるが、いくつか重要な数値データが記載されているので、個人的にはありがたかった。

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事前に休暇申請してくれたらいいのに (from India)

休暇の違い
オフショア開発において相互の国・地域の文化の違いというのは常に大きな壁になりがちですが、休暇の違いというのもなかなか厄介な問題だなと常々感じてます。

(インド在住の日本人読者)

●インド在住の日本人から届いたメールより。

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「休暇をとる」ということに対する認識も大きく違いを感じ、日本であれば十分な時間を空けて前もって申請し、周囲に伝えておくことが普通ですが、インドでは1週間前に申請していればいいほうで、当日にいきなり「消えている」こともたまにあるほどです。

・・・

日中間のオフショア開発の場合はどのようなのでしょうか?また3カ国以上のロケーションにわたるオフショア開発で出勤状況を把握するために何か特別な方策をやっているケースはあるのでしょうか?

(インド在住の日本人読者)

オフショア開発をやっていると、休暇や祝祭日、ないし勤務態度に関する話題は尽きない。国や地域間の格差は言うまでもないが、最近は世代間の格差も無視できない。先月、東京銀座で開催されたオフショア開発交流会(忘年会)では、日本人の若手IT技術者のモラル低下を嘆く会話が印象的だった。

・朝、起きられず、無断欠席を繰り返す若手社員(日本人)
・叱責すると「他の人もやってますから」と平然と言い訳する
・業務の大半は幼稚園児のお守りをしているようだと嘆く部門長

→だらしない日本人社員(外注スタッフ)を使うくらいなら、
 やる気満々の中国人を育てた方がずっとましだ!(意気投合)
(新年早々、話が脱線してしまった・・・)


■成功の勘所

「日本人のベテラン(50代以上)」
「日本人の中堅(30~40代)」 ←かつて、新人類と呼ばれた世代
「日本人の若手(20代)」
「在日中国人」
「大陸系中国人」

これらの人種は、勤務態度や会社への忠誠心に関して、全く異なる性質を持っている。2007年は、中国だけではなくインドやベトナムを加えた多国籍編成のプロジェクトが増えるだろう。

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インド・カースト身分制がトラブル再発防止の妨げとなる

インドの摩訶不思議
サッカー日本代表がインド代表とバンガロールのスタジアムで試合しました。結果は3-0で日本の圧勝でしたが、サッカーとは関係ないところで気になるところがありました。

・試合途中、突然ピッチに犬が乱入しました。
 ここまでは笑い話ですが、興味深かったのはその後。

 警備員が犬を追い払う様子がまるでなし
 (トラブル沈静化の意図なし?)

 数分後に同じ犬が再びピッチに乱入
 (再発防止の意図なし?)

いったいどういうこと?

(本誌発行人)

●さっそく、インドに詳しい知人からアドバイスをいただいた。


インドでは例のカーストに基づく職業の区別が明確にあり、他の階層の職種には全く手を出しません。したがって警備員は、犬を追い払う役目の人とは違う階層にいるものと思われます。
ちなみに、このカーストに基づく身分制は、法的には廃止されていますが、実際には残っています。
また、IT業界はカーストの区別は全くなく、どの階層でもIT業界でソフト開発の仕事はでき、実力しだいで区別なく偉くなれます。
IT業界は新しい産業のため、カーストの影響がなく、これがインドIT業界成長に大きく寄与したといわれています。

↑持つべきものは友。ありがとうございます!(幸地)


■成功の勘所

「インドのカースト身分制度が影響しているのでは」と分析したが、分析結果の正確さは大して重要ではない。オフショア開発で役立つのは、課題が与えられたとき、解決のヒントとなる「引き出し」(思考法や知識のフレームワーク)をいくつ持っているかということだ。
そこに有識者(かつては長老といわれた人々)の存在価値がある。
それにしても、インド社会の多様性は奥が深い。

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プロジェクト管理業務のアウトソース

Librarian

ときどき、こんな「ブリッジSE」を見かける。

 日本語一級
 技術二級
 マネジメント三級

日本側の裏方として働くアシスタント(Librarian)としてなら合格かもしれないが、オフショア開発のブリッジSEとしては危険極まりない。

ところで、Librarianって何?

■Librarian業務をオフショア先に委託する

●先日、東京都内のシステム会社に勤務する本誌読者から面白い話を伺った。

「インドの会社を使っていた頃、現地にインド人のLibrarianを雇っていました」

●"Librarian"という単語を辞書で引くと「司書;図書館員」とある。しかし、ここでの意味は、プロジェクト管理に必要な各種データを整理整頓しておく裏方職人である。

・Q&A、仕様変更、業務連絡等すべてのコミュニケーションの履歴を取り、分類して整理する

・摘出されたバグの履歴を取り、分類して整理する

・最新のバグ曲線を作成する

●プロジェクトマネージャーは、Librarianが準備した資料を分析して、プロジェクトにおける重要な意思決定を下す。これが1つの理想形である。

■成功の勘所

先述の読者は、

「発注規模の大きいインドオフショア開発では、インド側に専門のLibrarianを雇うことで、管理工数を大幅に削減できた」

と成功要因を語ってくれた。

一方、発注規模の小さい中国オフショア開発に対しては厳しい意見が飛び出した。

Librarianを雇う予算がいないばかりか、中国側にLibrarianを使いこなすノウハウがない(情報整理&レポーティングの軽視)。

この苦言を軽く笑い飛ばすようなオフショア受託企業の出現を願うばかりだ。

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インドから学ぶ

インドから学ぶ

実際に何日間かインドの人と一緒に過ごしてみると、精神的なものや道徳的なものは、日本がかつて持っていて、今失ってしまったような部分をしっかり基礎として持っている。(メルマガ「ザ・プロジェクトマネジャーズ」/第45号より)

■中国、インド、日本の役割分担
●今日は、私が購読するメルマガからインドネタを紹介する。

噂には聞いたことがあるが、最近ではインドのIT人材教育プログラムを利用して、日本人エンジニアを育成する動きが活発になっているらしい。

[参考] NECプレスリリース:インドでソフト系新入社員のIT研修を実施

●メルマガ「ザ・プロジェクトマネジャーズ」第45号では、

今回のインド訪問の目的は、インドの進んだ教育プログラムを利用して日本人のエンジニアを育成するビジネスを確立するためである。将来的には、アジア圏で、相互に供給しあえるITサービス体制をインドと日本が協力して進めることを目指したい
と固い決意が表明されていた。可能性に満ちた、興味深い取り組みである。今後の活躍に期待したい。

●世界のオフショアリング市場では、インドが頭1つ抜け出している。そして、インドに追いつけ追い越せとばかりに、中国が驚異的に追い上げている。これが最新の勢力地図である。

■成功の勘所

2005年現在、インドと中国は静かな棲み分けを見せている。

・インドの得意分野:設計、サービス、研究開発
・中国の得意分野 :人海戦術による大量規格生産

10年後のあなたの仕事内容を想像してみよう。何を武器にして、このIT業界で活躍しているだろうか。

インドと中国が手を組んだら、近い将来、最強の物づくり大国が生まれそうだ。世界最大の親日国インドの思考、人生観、活気、思想、哲学を、私たちは無視できない時代になってきた。

※さらに濃厚な情報へ→ オフショア開発メールマガジン

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インド企業は高成長率

恐るべしインド企業の台頭

競合にも協業先にもなる存在
日経ソリューションビジネス2005年5月15日号,30ページより

■日本市場は低迷するも、インド企業は抜群の売上高成長率
●なぜ、いまさらインドなの?そう思われる読者もいるだろう。日経ソリューションビジネスのスペシャルレポートは、下記のくだりから始まる。

 インドのITサービス企業が、日本市場で攻勢をかけている。下請
 けから脱却して、ユーザー企業との直接取引きを精力的に展開す
 る。日本のITサービス市場が低迷する中でも、インドITサービス
 企業は抜群の売上高成長率を誇る。

●2005年5月現在、インド企業の実態はこうなっている。

・インドオフショア開発の人月単価は、日本人の人月単価の55%
・ユーザー企業からのリピートオーダー率は高く90%に達する
・下請けでリスクだけ負う関係は望まない
・日本のユーザー企業向けに開発手法を変えつつある
 (プロトタイプ+画面イメージを多用)

【日本市場に進出している主なインドITサービス企業】

ウィプロ・テクノロジーズ - Wipro Technologies
日本拠点250人 日本売上53億円 日本顧客数50社

インフォシステクノロジーズ - Infosys Technologies Ltd.
日本拠点200人 日本売上42億円 日本顧客数15社

タタコンサルタンシーサービシズ - TATA Consultancy Services
日本拠点250人 日本売上32億円 日本顧客数30社

サティヤムコンピュータサービス - Satyam Computer Services Ltd.
日本拠点130人 日本売上15億円 日本顧客数30社

ポラリスソフトウェア・ラボ - Polaris SOftware Lab
日本拠点65人 日本売上15億円 日本顧客数10社

アイゲート・グローバル・ソリューションズ - iGATE Global Solutions Ltd.
日本拠点102人 日本売上13億円 日本顧客数50社

NIITテクノロジーズ - NIIT Technologies
日本拠点30人 日本売上5億円 日本顧客数30社

■成功の勘所
昨年に引き続き、2005年度も日本IT市場の低迷が予測されている。

少子高齢化とオフショアリングが加速することで、「人手不足」と「ヒト余り」の恐怖が同時に日本企業を襲うだろう。

中国、インド企業への悪口は絶えないが、もやは彼らなしでは、やっていけないのが現実だ。海外企業を単なる安い部品調達先とみなすだけの時代は終わった。

中国、インド、ベトナム、そして日本のソリューションプロバイダ(ユーザー企業の情報システム子会社含む)。互いが、メリットを共有する仕組みを作るにはどうすればよいか。

沖縄や地方のITサービス業者にとって、「価格」以外の競争優位性をどう確立していけばよいだろうか。

これからのIT技術者は、スペシャリストやプロジェクトマネージャー以外のキャリアパスを意識する必要があるのではないか。

ソフトウェア開発の国際分業時代に備えた「開発コーディネータ」がその1つの答えだ。

※さらに濃厚な情報へ→ オフショア開発メールマガジン

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